昨日(4月29日)、天文部が夢を叶えました。ソフィア堺にあるホンモノのプラネタリウムで、一般の観覧者を対象に、自分たちで作ったプログラムを披露したのです。まずは、このような機会を与えてくださったソフィア堺のスタッフの皆様に心から感謝申しあげます。ありがとうございました。
日頃は、文化祭や学校説明会の時に手づくりのプラネタリウム(10畳くらいの広さの紙製のドーム)で解説をしている天文部員たちですので、140席のホンモノのプラネタリウムで自作のプログラムを解説する体験は、まさに、夢の晴舞台です。「一度で良いから、満席のプラネタリウムで解説してみたい」という声を、卒業した部員から聞いたことがあります。
部員たちは、ソフィア堺の閉館後に何度もお邪魔させていただき、リハーサルを繰り返してきたそうです。高校生の夢を実現するためにお力を貸していただいたのだと思うと、感謝の気持ちが溢れてきます。市民のみなさんに開かれた市立のプラネタリウムで高校生が解説をさせていただくなんて、聞いたこともありません。当日の上映予定にも、ちゃんと紹介されていました。

私は、なんだかソワソワしてしまって、上映時間の50分前に会場に着いてしまいました。私を見つけた部員が挨拶に来てくれたので訊きました。「緊張してない?」。すると、「全然大丈夫ですよ。」との返事...さすが三丘生!と感心した次の瞬間に、今春卒業した先輩が5、6人近づいてくるのが見えました。すると、さっき、大丈夫...と答えたばかりの部員が、「なんか緊張してきた」とこぼすのが聞こえてきました。先輩の顔を見た瞬間に、緊張と安心が一緒に押し寄せてきたような感じだったのでしょう。高校生らしくて良いなぁと思いました。
プラネタリウムの入口には、宇宙に関するいろんな展示物がありました。小学生くらいの子どもが楽しそうに見上げているのを見た時、これは、市民のみなさん向けに開催されるプログラムなのだと、あらためて思いました。その瞬間、私にも急に緊張が襲ってきて、部員の気持ちが少しわかったような気がしました。

上映が始まりました。プラネタリウムを見た記憶を辿りましたが、確か、今はもう成人した子どもが小学校の低学年だったころに近所の児童館で見たのが最後のような気がします。真っ暗な天井(空)に星が瞬いているイメージしかありませんでしたが、なんと、夕刻の景色から始まるのですね。びっくりしました。だんだん暗くなっていくところから解説が始まり、途中には、子どもを意識したであろうクイズも仕込まれていました。

上映が終わるとアナウンスが入り、解説に挑戦した7人の部員の紹介がありました。これもソフィア堺のスタッフのみなさんの配慮だと思います。観覧席に向いて一列に並び、拍手に笑顔でこたえる部員たちは、誇らしげに胸を張っていました。

今日のために相当の時間をかけて準備をしてきたのだと思います。教頭先生が、本番を終えてホッと一息ついている7人の写真を送ってくれました。これも、素敵な笑顔です。きっと先輩たちも、みんなのことを誇りに思ってくれています。
天文部は、本校に35あるクラブの中でも人気のクラブです。今春の新入部員は20人と聞きました。三国丘高校は、文部科学省からSSH(Super Science High school)の指定を受けている学校です。卒業生には、元宇宙飛行士の 土井隆雄 先生もいらっしゃいます。宇宙や天文とは浅からぬ縁のある学校なのです。先日開催した「春の学校説明会」のアンケート結果によると、「高校選びの際に重視する点は何か?」という質問に対して、参加した中学生や保護者が「SSHの活動」と答えた割合は36.6%でした。これは、これまでで最も高い割合です。これからも、理系3クラブ(天文部、理化部、生物部)の活動に注目していきたいと思っています。乞うご期待!