令和5年度卒業式

 本年も恙なく中高等学部を3月8日、小学部を15日に卒業証書授与式を行いました。

本校では、中高等学部として中学部高等部を合併して運営しておりますが卒業式は中3、高3で行います。

 義務教育課程9年間を卒業する中学3年生には、社会へ移行する大切な高等部課程3年間への意欲を高められたことと思います。

 支援学校生活が終わる高校3年生には、これから社会に向かって巣立ちゆく生徒たちの姿に涙と最大限の応援がみられました。

 小学6年生には、自分の手でしっかりと証書をうけとり、満面の笑みで応える姿にその成長をみんなで確認できました。

 支援学校は、小中高の一貫性を持った12年間の教育をめざしているといつもお話ししています。
しかし、この卒業式を迎えるにあたり小学校段階の6年間、中学校段階の3年間、高校段階の3年間がそれぞれ大切なその時期の課題があることを感じることができます。

 近年は就学前施設などにて様々な支援を受けて入学してくる新小学1年生ですが、1年生はやはり本人も保護者も、最大の緊張で入学してきます。落ち着くまでの半年くらいはほんと毎日バタバタしています。しかし、ほんと人生でもこんなに変化する時期ではないでしょうかと思うほど個人も集団も変わります。その子たちが、6年生になると、小学部の最高学年としてほかの子どもたちと比べ本当にしっかりした表情と自信にあふれています。

 その児童が中学で生徒になると、これまた、最もフレッシュ中学生の顔と行動になり、先輩方をめざして活動するようになります。その時期から中学部段階は、体が大きく変化し、心も変化します。

 多く人が本校の内部進学に進むのですが、高等部課程になると高校1年生の顔になり、卒業後社会に羽ばたく3年生に憧れ、それを目指して学校生活を送るようになります。本校の高等部課程を卒業するにあたっては、やはり、12年間の最高のパフォーマンスと自信のある顔になります。


 一般的にも高校卒業18歳で社会生活に飛び込むことは並大抵のことでありません。その点私たちの卒業生は、みんなそれを成し遂げます。
ほんと、卒業式の朝、全部の職員が思います。「厳しい世界に飛び込むみんな、強く生きるんだぞ。」

 卒業式時期に感じる校長の思いでした。

 卒業生のみなさん おめでとうございます。そして、がんばれ!

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