「あきらめたらそこで試合終了」
バスケットボール漫画・SLAM DUNKでの安西先生の名言です。
その安西先生にお越しいただいて...
ではなく、
9/15(金)、5・6限目に3年生の人権講演会として、日本財団パラリンピックサポーターセンター主催の「あすチャレ!School」が、野崎高校で開催されました。
講師は、2000年シドニーパラリンピック 男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンをお務めになられていた 根木慎志 さんです。
入場され、車いすバスケットボールのデモンストレーションが行われ始めると、後ろの方の生徒は「立って見ていい?」「移動してもいい?」と興味津々。
車いすバスケ体験では、上手く車いすを操作できずに悪戦苦闘するも、みんなからの応援もあってとても盛り上がり、男子チーム・女子チームともにシュートを決めることができました!
教員チームも大いに盛り上がりました!
体験後には根木さんからのお話。
障がい者問題について、たとえば、車いすを使っている人をみて「何もできなくてかわいそうだから何でもやってあげよう」というのは違う。
ちなみに、根木さんは学校に自分の車を自分で運転して来て、誰の力も借りずに降りて、体育館の2階フロアまで来られました。トイレだって誰の力も借りずに。
では、いわゆる健常者は何でも出来るのかというとそんなことはありません。誰だってできないことはある。「障がい」とは「障がい者自身」が持つものではなく、「社会に存在するもの」である。いろんな人が一緒に生きているという世の中の多様性を認め合うことが必要です。
今回の車いすバスケ体験・観戦も通して、こういった考え方を理解し、障がい者と接することで"心の壁を取り去る"ことができるのではないでしょうか?いわゆる、"心のバリアフリー"ですよね。
根木さんは「応援」の力のお話もしてくださいました。
3年生のみなさんは進路決定に向けてチャレンジしている真っただ中です。16日から就職試験が解禁になりました。もう試験が終わった人もいますが、これから試験という人もいるでしょう。そんな一生懸命頑張っている友だちをしっかりと「応援」しましょう!そして、応援してくれた人が就職試験や入試を受ける際に、しっかりと「応援」し返してあげましょう!
あなたの「応援」が確実に相手の「力」になる!
根木さん、「あすチャレ!School」で日本各地を巡る大変お忙しい中、貴重な体験・お話をありがとうございました!