5/21(月)午後、野崎高校から先生方が続々と出ていきます。
ちょうどいまの時期は企業訪問の真っ最中(その様子はまた後日のブログで)で、企業訪問に行く先生もいますが、向かう先は...
野崎駅の向こうの緑風冠高校。
本日は、以前に打ち合わせの様子を紹介させていただきました、緑風冠高校と野崎高校との高高連携合同職員研修が開催されました。
記念すべき第1弾は、緑風冠高校の視聴覚室にて「LGBTと性の多様性について」という題目で井上鈴佳さんを講師にお招きしてご講演いただきました。
最近よく新聞やニュースでみかける「LGBT」ですが、どういう意味かご存じですか?
L ... レズビアン
G ... ゲイ
B ... バイセクシュアル
T ... トランスジェンダー
という言葉の頭文字をとったものです。
恋愛感情や性的嗜好を異性にもたず同性にもったり、両性にもったり、またはそもそもそういった感情をもたないといった方々、性別違和のある人をあらわす用語です。
最近では、「SOGI(ソジ)」といったより幅広い表現が用いられてもいます。
LGBTの方の割合は、左利きの人、AB型の人の数と同程度だそうで、そう考えると身近にいてもなんらおかしくない割合です。
であるにもかかわらず、主にテレビ等の影響もあるからでしょうか、そういった方を嘲笑するような傾向が世間でみられます。
社会にはさまざまな人がいます。
社会の前段階の小社会である学校にもさまざまな人がいます。
人はひとりひとり違っていて当たり前。
それを認め合う環境づくり、感覚づくりが大切です。
その感覚を生徒に教え、伝えていくための知識、考え方を学びました。
講演後の質疑応答の時間には、質問も飛び交い、
その後にはお持ちいただいた資料を見て回る教員も多数いました。
講師の井上鈴佳さん、本日は本当にありがとうございました!
せっかく野崎高校の先生が来てくださるということで、研修本編終了後、緑風冠高校にとても長い期間勤務されている先生から、「野崎高校のルーツと大東地域の話」というタイトルで特別講演も行われました。
とても興味深い内容で、地域愛が深まりました。
ちなみに、この高高連携合同職員研修のきっかけは、両校の人権担当者が出席している地域の会議。
その場で職員研修の話が出てきて、地域の会議の方々のご協力もあり、早々に実現しました。
企業訪問と重なったこともありましたが、両校あわせて77名の参加となりました。
次回は10月に予定しています。
いつもと違った雰囲気で研修を受け、両校の連携も少しずつでも深めながら、両校の教育活動の充実につながればと思います。