6月18日に大きな地震がありました。みなさんのなかには、これからおこるかもしれない余震や「南海トラフ地震」などについて、恐れや不安を感じている人もいると思います。みなさんが安全で安心な生活をおくることができるように、私から3つお願いをします。
1つめです。今のあなたの素直な気持ちを、だれかに伝えてください。
不安な気持ちを持っているのは、あなただけではありません。まわりの友人、先生、家族のみなさんも同じです。自分ひとりで不安や悩みを抱えこむのは、とても危険なことです。人は、おたがいの気持ちを知って、共感し、助け合うことで、正しい行動や対応を考えることができます。あなたはひとりぼっちではありません。
あなたが話しやすくて、自分の気持ちを受けとめてくれると思う人なら、誰でもかまいません。担任の先生、話しやすい先生、保健室の先生、保護者や家族の方、親しい友達でもいいでしょう。大切なのは「だれかに話す勇気」を持つことです。
2つめです。あやふやな情報に振りまわされないでください。
今回の地震のような大きな災害、事故、事件などがおこると、SNSなどでは興味を引くためのフェイクニュース、うわさ、デマなどが必ず出回ります。あなたが知った情報で少しでも「本当かな?」「おかしい」と思ったら、必ず学校に相談してください。
また、これから起こるかもしれない余震や、その他の災害に備えて、保護者や家族の方と、非常時の連絡方法や集合場所などの約束事を必ず確認しておいてください。
正しい情報に基づいた行動や事前の準備が、あなたや身近な人たちを守り、安全で安心な生活につながり、不安な気持ちを軽くすることにもつながります。
最後に3つめです。本校にはスクールカウンセラーの先生が毎月来校されます。あなたの不安な気持ちを専門家の先生に聞いてもらい、アドバイスをもらうこともできます。
相談したいと思った人は、担任の先生まで遠慮せず申し出てください。どうか「助けを求める勇気」を持ってください。