系・専科の選択はとても大切です。
将来の進路、これからの学習意欲に影響するからです。
生徒が主体的に選択することが一番大切です。
<今日の説明を聞いていただくための3つのポイント>
1)保護者が系専科について、理解または知っていること
2)モノづくりを通して学力が向上すること
3) 学び続ける習慣が身に付く
この3つがポイントになります。
1)保護者が系専科について、理解または知っていること
家庭で応援してくれていることを生徒自身が感じることが重要です。
専門的な内容が含まれてくるので、内容がよくわかないということがおこります。
その時に生徒が無関心と感じてしまうこともあります。
例えば「今日は溶接やってん。先生に褒められた」と聞いた時に「なに?それ」と反応されるのと
「おーすごいな」「むつかしいやろ」「どこがむつかしかった?」と反応するのとでは、実は生徒の学習意欲は全く変わってきます。
2)モノづくりを通して学力が向上すること
3つの系(電気、機械、産業創造)があります。
それぞれ特徴があります。
3系が共通する点として、「モノづくり」をするということです。
普通高校では、体験できない学びです。工科高校ならではの学習方法です。
ものを作るために必要な知識を学ぶ、つまり、「目的をもって学ぶ」この「学ぶ力」が身に付きます。
ただ知っているだけの知識でなく、使える知識としての「学力」が向上します。
3)学び続ける習慣が身に付く
モノを作るためには「思考」し「行動」を起こす必要があります。
モノづくりを通して、学習することが習慣になった子どもたちは、
将来も学び続けることができるということです。
ちなみに、
社会人の1日あたりの社会人の平均勉強時間は「6分」です。
総務省が行っている社会生活基本調査のデータです。
とてもすくないですね。
モノづくりや創造することが学習の動機づけになった子どもたちは、
学び続ける習慣が身に付きます。
このことは変化のスピードがはやいこれからの社会を生き抜くために不可欠な資質です。