佐工あるある#62 創造性教育と自ら学ぶ力

「自ら学ぶ力」は年齢に関係ない

佐野工科高校では、創造性はぐくむ取組みを推進しています。
もちろんモノづくりをとおした創造性教育のことです。

そのために不可欠なのは「自ら学ぶ力」です。
この「自ら学ぶ力」の能力は年齢に関係ありません。
大人よりも「自ら学ぶ力」が優れている生徒はたくさんいます。
この「自ら学ぶ力」が高い人は、学校以外でもたくさんの学びのチャンスがあることに気づくはずです。

ものづくりから創造性を高めるための方法

ものづくりには3つの段階があります。
①自分が欲しいものを創る⇒②人が欲しいものを創る⇒③社会の変革をもたらすものを創る
②の人が欲しいものを創る段階になったときに、創造性が高まります。
なぜなら、人が欲しいものとは何なのか?考えて工夫する必要があるからです。
そのためには「共感力」が必要です。
他の人が欲しいと感じるものは何か?理解できずに創ったものは「①自分が欲しいもの」の段階から抜け出していないからです。

今は多様性の社会です。昭和の時代とは違います。
一歩抜き出たものづくりを行うために、創造性を高めていきましょう!!

アルコール消毒液台の例

写真は本校定時制の授業で作成したものです。
数台作成し、次第に完成度を上げてきております。
使う人の様子を見て改良をくりかえすことが、創造性が高い人の特徴です。
「今までの通り」「壊れたらどうする」「なんかあったときに誰が責任を取りますか?」等
ネガティブな意見で思考が支配されると、創造性は失われ、何も考えることができない時間を過ごすことになります。
試して改良する!モノづくりの大切さはこの繰り返しです。
失敗を恐れずチャレンジすることが「創造性」を高めることにつながります。