8/16(木)近知研 第43回 大阪大会

8月16日(木)、ホテルアウィーナ大阪で、第43回近畿特別支援学校知的障害教育研究大会 大阪大会が行われました。近畿各地から300人を超える先生方が集まり、講演会(午前中)と分科会(午後)で交流を図りながら、教員の資質向上に向けた取組みを行いました。

午前中の講演会から・・・・・

★最初に以下の3者からの実践報告がありました。

・和歌山県立紀伊コスモス支援学校 宮本真吾教諭

  「高等部における校内技能検定の取組」

・兵庫県立赤穂特別支援学校 大久保圭子教諭

  「兵庫県立赤穂特別支援学校と赤穂市教育委員会が連携した「赤穂市における配慮・支援が必要な幼児児 童生徒の移行期の支援継続の手引き」作成の取組」

・和歌山信愛女子短期大学保育科 西原弘准教授

  「児童虐待防止に向けた児童相談所との協働」

★大阪体育大学教育学部 後上鐵夫教授

「インクルーシブ教育システム構築に向けた協同的実践」

  後上教授からは、インクルーシブ教育システム構築のためには、地域の小中学校から変わらなければならないという視点で、そのために支援学校ができることは何か...ということも含めて、ご講演いただきました。

  「障がいの有無とは関係なく、すべての子どもが地域で学ぶことができる」仕組みづくりがインクルーシブ教育システムの構築であり、「交流及び共同学習」、保護者との協働、社会基盤の強化の重要性について熱く語られました。

 インクルーシブ教育システムの構築は、まだまだ道半ばですが、それぞれの立場で「何ができるか」考え、取り組んでいくことが大事だと、あらためて感じました。