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8/22(水)全肢P連 総会及びPTA・校長会合同研究大会(福井)2日目

 2日目の本日は、オレンジホームケア クリニック代表 在宅医療専門医 紅谷浩之 氏「子どもたちの"つながる力"が社会を変える~在宅医が子どもに出会って教えてもらったこと~」というテーマでご講演いただきました。

オレンジホームケア クリニック  http://orangeclinic.jp/

 このクリニックは2011年に開設されました。医師、看護師、社会福祉士、薬剤師、介護福祉士、ケアマネージャー、相談支援専門員、コミュニケーションスタッフ、医療事務、医療クラーク、保育士、栄養士、臨床宗教師(僧侶)、作業療法士、理学療法士、臨床心理士、フットケアトレーナー、プロデューサー、ミュージシャン、ジェネラルマネージャー、学生...と様々な専門家が集まっています。

 紅谷先生のようなドクターとオレンジホームケアクリニックが、全国に広がって欲しいと強く思いました。保護者の皆さんも大感動!の講演となりました。

 

 紅谷先生の活動をここに紹介するのは無理ですので、本日のお言葉を少しだけ書き出してみます。

・日本は赤ちゃんが最も死なない国...これは素晴らしいこと。現在は最も幸せに生きていける国なのかが問われている。

・制度にはとらわれない。なぜなら、子どもが取り残されてしまうから。

・ICFの考え方が医療には重要。

 医療モデルから生活モデルへ(治療行為から生活行為へ)の転換が必要。 

 ⇒ 「生活医療」が必要。今まで大人は、子どもの友だちや遊びに制限をかけてこなかったか?

活動や参加により、心身の機能が向上する例がたくさんある。

・"朝来た時とは違う表情で家に帰すことが目標!(それだけの体験をさせたい)

・"(子どもの)笑顔"ではなく、"どや顔"をめざす!(愛想笑いじゃない"どや顔"こそ意味がある)

 

そして、このクリニックの支援には以下のようなものがあります。

・幼稚園に看護師を派遣し、活動時間の見守り、ケア施行 (支援のフェードアウトも...)

・学校看護師が対応できないケアを行うために必要時に看護師が学校訪問

・常時往診・訪問看護体制があるため、学校に医療派遣可能

・学校看護師に人工呼吸器などの知識・技術指導

・学校から放課後デイへの送迎

・家族が学校に駆けつけられない時に学校の呼び出し対応

・修学旅行・お泊まり保育等の同校支援

どれも、あって欲しい支援ばかりです。このような活動が、つながっていくことを切に願います。

 

 

 この後は、映画やドラマの「チアダン」のモデルとなった、2006年の創部から僅か3年で全米チアダンス選手権大会優勝を成し遂げた福井商業高校チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」による、元気いっぱいのアトラクションがありました(残念ながら撮影禁止のため、写真等アップすることができません)。参加者みんながチアリーダー部から元気をもらいました。

 

 最後は、昨日の6分科会の発表と全体の講評、閉会式が行われました。

 閉会式では、大会宣言文が承認され、今年の全肢P研究大会は閉会となりました。

   H30全支P_大会宣言文.pdf (クリックで表示)

 

*来年度は、8/22~23 奈良大会です。