枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は「職業的な自立」という視点だけではありません。
小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの
視点で取り組んでいます。)
9月19日(木)高等部2・3年生職業コース生徒と3年生で企業就労を考えている生徒を対象に、
枚方市障害者就業・生活支援センターの職員の方に来ていただき、出前授業が行われました。
まず、企業で就労している方の様子をVTRで観た後、
「どうして働くのか?なぜ働くのか?なんのために働くのか?」をテーマにグループワークをしました。
「生活をしていくため。」「お金をもらうため。」「社会に役立つため。」「趣味の為に働く必要がある。」など、
多くの意見が出されました。
次に、「職業準備性ピラミッド」を使って、「働くためには何からスタートし、ゴールを何とするのか?」について考えました。
ピラミッドの土台から「生活面の準備」「働くための準備」「就職活動」「就職」「定着」と積み上がっていくことを確認し、
心身の健康管理や日常生活の管理、基本的生活リズムが基礎となる、土台部分を安定させることの大切さを学ぶことができました。
授業後の振り返りでは、
「行動や、言葉遣い、時間を守れる人になりたい。」
「あいさつやコミュニケーションなどを頑張って、自分から行動できるような大人になりたい。」
「後輩の見本となれるよう頑張りたい。」
「働くための準備として、あいさつ、返事、感情のコントロールができるようにしていきたい。」
「就職するまでの流れを知り、今をしっかり生きることが大事だと思いました。」
「就職するにはどうしたらいいか、どんな準備をしたらいいか、改めてしっかり考えることができた。」
などの言葉が聞かれ、就労に向けて今の自分は何ができるのかをしっかりと考える良い機会になりました。