枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。
小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの
視点で取り組んでいます。)
高等部1年「職業Ⅰ」の授業では、先生方からの仕事の依頼を受けています。
校内の先生方より「仕事依頼書」の提出とともに、仕事の依頼を受け、
依頼内容に基づいて授業の中で仕事に取り組みます。
そして仕事が終われば、「作業報告書」とともに、依頼を受けた先生に作業の終了報告を行います。
今日は、スリッパを磨く作業と、生徒のみなさんが日々利用する連絡帳用紙を印刷する作業、
その用紙にパンチを使って穴をあける作業の3点でした。
依頼を受けたそれぞれの作業を心を込めて丁寧に行い、終了報告で達成感を味わいました。
高等部1年生は、学校生活がまだ始まったばかりですが、
卒業後の社会生活を見据えての作業学習に取り組んでいます。
その中で、単に仕事をこなすだけではなく、
「誰かの役に立つ」
「自分の役割をきちんと果たす」
「達成感を味わう」
「次もがんばろうという気持ちをもつ」
「終了報告を通してよりよいコミュニケーションを構築する」
など、仕事をする上での大切な部分を育みたいと考えています。