枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
「自分」=「理解」の中で"生活する力"、「チャレンジ」=「考動」の中で"やりきる力"をはぐくむ電車学習の取り組みを紹介します。
まず、村野駅までの道のりを安全に歩きます。
踏切や村野駅前の細くて車通りの多い道の歩き方は、普段の散歩の授業から何度も練習を重ねてきました。
村野駅のホームでは、みんな目を輝かせて電車を待っていました。
1年ぶりの電車学習でしたが、マナーを守って乗車できました。
河内森駅で降車した後、帰りの切符を買う練習をしました。
タッチパネルを操作し、お金を入れ、切符を取り・・・と行程は多くありましたが、それぞれ画面や切符に興味津々でした。
押したら画面が変わる。
お金を入れて切符が出てくる。
その切符を通すと電車に乗れる。
その一つ一つで"やりきった感"が分かりやすく、とても集中して切符を購入し、改札を通ることができました。出てきた切符も自分でとりました。
改札を出るときに、切符が出てこないなと眺める児童もいましたが、これで電車はおしまい、とわかりやすかったと思います。
復路も安全に、学校まで帰ってくることができました。