弦楽合奏団がある高校は少ないと思います。三国丘高校の弦楽合奏団は学校生活のいろんな場面で演奏を披露してくれています。文化祭は勿論、合格発表や学校説明会でのウェルカム演奏も弦楽合奏団の活動のひとつです。音楽系部活動と言えば、吹奏楽や軽音楽がスタンダードですが、三国丘高校の弦楽合奏団は長い歴史を持っています。今回の定期演奏会は第26回。本校の多目的ホールにたくさんの保護者のみなさんがお越しくださいました。
本校の弦楽合奏団には専門の指導者がいます。この日も指揮をしていただいたり、合奏に加わっていただいたりしました。これも他校には珍しいことだと思います。ありがたいことです。1年間お世話になった先生に感謝の意を込めて花束の贈呈がおこなわれました。プレゼンテーターは、この演奏会で引退となる76期生の代表生徒です。心が温かくなる瞬間でした。
私が感心したことがもう一つあります。それは、この演奏会の運営のことです。受付、司会から記録映像の撮影まで、すべてをOBOGが担当していました。これは弦楽合奏団の伝統だそうです。卒業しても後輩のために力を尽くす様子は、とても三国丘らしいなぁと思いましたし、だからこそ長い歴史を誇ることができているのだと思いました。
中学生のみなさんは「高校に入ったらどんなクラブをしようか？」と考えることがあると思います。このブログを読んでくれた中学生が、他校には稀な弦楽合奏団に興味を示してくれたら嬉しいなぁと思っています。
