78期生学年通信「燈火~ともしび~」早くも第4号発行

本校では、伝統的に学年通信が発行されています。学年通信は主に担任団の教員が当該学年の生徒全員に向けて発信する通信で、B4サイズ1枚が標準的です。生徒に発行する時は教職員にも配布してくれるのですが、驚いたことに、78期(現1年生)の学年通信「燈火~ともしび~」は本日(4月19日)第4号が発行されました。入学式から数えて約2週間で4号の発行はハイペースです。折角ですので、この学年通信の中から、私が"良いなぁ"と思った文面を抜き出してご紹介します。文の前後の繋がりは書ききれませんので、できるだけ誤解のないように伝えたいと思います。

「今現在の自分に完璧を求める必要はありません。同時に、周囲に対して"自分と同じ"を求めたり、自分と比べたりする必要がないということです」

これは、合格者説明会で学年主任が話したことの引用です。期待や不安が交錯する新入生に対して、構えなくて良いよ...と伝えている文面だと私は思いました。

「何気ない日常を78期生320人で丁寧に歩んでいきましょう」

これも、合格者説明会の時の話を引用した流れで書かれています。「自分(ら)でやることが大事」と伝えたことの解説として、文化祭などの大きなイベントを協力してやり遂げるだけではなく、朝のSHRや掃除当番など日常的な小さなことから自律して取組み〈丁寧に歩んでいきましょう〉と締めくくっています。

「自律なくして自由は保障されません」

これは、学年オリエンテーションにおける生徒指導主事の話の流れで書かれたものです。その時、生徒指導主事は4つの「律」という話をしました。4つの「律」とは「無律」「他律」「社会律」「自律」です。三国丘高校では「自律」を身につけてほしいという結びを受けて学年主任が書いたのがこのフレーズです。本校の校歌には"自由の鐘を打ち鳴らす"という一節がありますが、自由を手に入れるためには自分たちで「自律」することが求められるという意味です。

本校では、78期に限らず他の学年でもオリジナルの学年通信を発行しています。今後も、機会を見つけて紹介していきたいと思っています。ご期待ください!