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おめでとうございます!高校野球育成功労賞に本校野球部監督の 辻 英生 先生

 本校保健体育科教諭の 辻 英生 先生が日本高等学校野球連盟及び朝日新聞社の「育成功労賞」を受賞されました。誠におめでとうございます。辻先生は三国丘高校の卒業生で野球部OBです。私が出勤したら毎朝のように野球部の自主練の指導をしておられます。普段はとても穏やかな先生で、機嫌の悪い顔など一度も見たことがありません。しかし一旦野球の指導となると核心を突く短い言葉でビシッと指導している姿を何度も見ました。画一的な指導をしているのではなく、選手一人ひとりにカスタマイズした最も効果的な指導をピンポイントでしておられるんだと感じました。

 そんな辻先生のことが今朝の朝日新聞に掲載されていました。これを読んで、私が見たものや感じたことは決して間違っていなかったんだと確信しました。記事から拾ってみます。

 (辻先生は)2006年に母校・三国丘の監督に就任。18年の第100回記念南大阪大会では8強に導いた。強豪私学に比べてグラウンドを使える回数は少なく練習時間も短い。だから「考えさせる指導」を心がける。〈中略〉走攻守すべてを鍛え抜くには時間が足りない。その年に集まった選手の特徴に応じた強化点を見極め、チームを作る・・・

 やっぱりそうだったんだと納得しました。強豪私学のように実績のある選手がたくさん集まってくるわけでもない、全日制定時制併置の学校なので練習時間は限られている(完全下校時刻は午後6時)、希望進路を実現するための学習時間は確保しなければいけない・・・そんな条件の下で野球部の活動に汗を流す部員たちに、指導者として何ができるのか?辻監督の答は「考えさせる指導」だったのです。野球が大好きで高校野球の指導者となり、母校で後輩たちのために野球部員と真剣に向き合う辻先生が少し羨ましく思えました。

 辻監督。あらためまして、おめでとうございます!高い志を持って入学し、野球にも真剣に取組む強い意志を持った生徒が、これからもたくさん入学・入部してくれることを心から願っています。頑張れ野球部!

育成功労賞48人、都道府県功労者46人 高校野球で選出:朝日新聞デジタル (asahi.com)