今年のマラソン大会は、穏やかな天候に恵まれました。思い起こせば、去年のマラソン大会の日は吹雪でした。長居の駅からヤンマーフィールド長居(長居公園陸上競技場)に向かう道すがら、去年のマラソン大会を知る先生と話をしていると、この日がいかに恵まれているかがよくわかりました。三国丘高校では、マラソン大会の安全を確保するため、コースの数か所に監察員を配置します。この先生は去年、観察員をしたそうですが、ジャンパーのフードに雪が積もるくらい降りしきる雪の中、寒さに耐えるのが大変だったと教えてくれました。
開会式を終え、いよいよ号砲です。スタート地点に集まった生徒たちに激励の一言をかけ、スターターピストルの引き金を引きました。

多くの生徒たちは、男子9Km、女子6Kmという距離を、果てしなく遠く感じたのではないでしょうか。そんな気持ちにも負けず、競技場を勢いよく飛び出した生徒たちは、周回道路へと躍り出ていきました。

上の写真に映っている、紫色のポロシャツを着て最後尾を走っている人は、本校の若手教員です。生徒と同じ距離を走り、最後尾の生徒の健康観察をします。マラソン大会は、気合と根性で走りきることが目的ではありません。体育の授業で長距離走を経験し、マラソン大会という本番で悔いのない走りをすることがねらいです。体力や体調に合わせて納得のいく走りができれば、それが100点満点です。
観客席を見上げると、保護者のみなさんが応援に来てくれていました。PTA広報班からも3名、取材に来てくださいました。応援に来てくれた保護者の中には、沿道に出て、クラブのユニフォームを振りながら応援している方もいました。我が子だけではなく、娘が所属するクラブ員全員を応援するあたりは、さすが三国丘高校の保護者だと感心しました。

先にスタートした、女子の先頭を走る生徒がゴールに近づきます。「第1位、〇年〇組、〇〇さん」というアナウンスが入ると、先生方全員が拍手を送っていました。
ゴールするたびに大きな拍手が沸き起こり、その度に順位がアナウンスされます。刻々と時間が過ぎ、遂に男子の最後のランナーが見えてきました。その時、体育の教員の指示で2人の生徒がゴールテープを用意しました。最後のランナーがゴールテープを切った時、この日一番大きな拍手が響き渡りました。
頑張った仲間に拍手を送ることができる人間関係は、相手にも自分にも、生きる力を与えるものだと思いました。このシーンは見る者に感動を与えてくれました。
9Kmや6Kmを本気で走るのは、人生でこれが最後かもしれません。高校1年生と2年生でそれぞれ1日、合わせて2日しかない貴重な今日は、大事なことを教えてくれたような気がします。
https://youtu.be/2MesYabIlok?si=-OZKIe-Mg-q8TdMm スタートの様子
https://youtu.be/CS0ycMN3C0M?si=7fNm3jjccqhtQ9Si 応援の様子