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"命をいただき、いのちは生きる" ~高高連携合同教職員人権研修 第4弾~

10/9(水)午後、

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崎高校の教職員の多くが、近隣の府立緑風冠高校

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この日は、通算4回目の高高連携合同教職員人権研修

第3回の様子はコチラ⬇️⬇️⬇️

https://www.osaka-c.ed.jp/blog/nozaki/official/2019/07/05-144509.html

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高高連携合同教職員人権研修 今回は、貝塚人権協会会長の北出 昭さんを講師にお招きし、

「 『ある精肉店のはなし』 命をいただき、いのちは生きる 」という題目で、部落差別について北出さんの思いやご本人の体験などをお話いただき、北出家が営む精肉店のドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」のダイジェスト版(26分)を視聴しました。

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休憩時間には、たくさんお持ちいただいた写真や資料の展示や説明

CIMG7771.jpg

講演の最後にはミニ太鼓でだんじりばやしも披露してくださりました。

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みなさんがスーパーなどで購入しているこういうお肉

(出典:https://bbqplanner.net/beef-11sitename/)

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元はこんな姿

(出典:https://www.isshobin.com/contents/2011/10/post-5.php)

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どのような過程で各家庭に出回っているか、その過程の一部、実際に牛を割(わ)る(=解体する)場面も収録されていて、大変印象的な映画となっています。

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えっ... 牛の解体シーンはちょっと...

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とお思いの方、 "牛を割る" というのは "魚を〆(しめ)る" のとなんら変わりはない、その生き物が大きいか小さいかだけです。

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そうやって捌かれた食肉を食べている我々ですが、かつて、いや、今も牛を割る職業に就いていた人々が差別されていたのを知っていますか?

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これが部落差別です。

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牛からは食肉の他にも、太鼓や皮財布などの牛革製品、ゼラチンや接着剤などの膠(にかわ)製品が作られ、我々の暮らしに欠かせないものとなっています。

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なのに、それを生み出す人々が差別されているという不条理さ...

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日本では、古来の穢(けが)れ思想から差別の対象とされてきていましたが、

ヨーロッパでは、マイスター(職人の最上位)とされている職業です。

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性的マイノリティ問題、障がい者問題、在日外国人問題、そして部落問題などなど

人権問題は課題山積です。

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野崎高校ではそういった人権諸課題について、当事者とのプラスの出会いを大切にした学習を進めています

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まずは教える側の意識づけ、情報のアップデートのために各種人権研修を企画しています。

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なお、今回の研修ですが両校あわせて76名の参加となりました。

野崎高校、緑風冠高校、両校の教職員の人権意識向上にこれからも取り組んでいきます。

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