11/15(金)の午後、1・2年生を対象に部落問題に関する人権講演会を行いました。
講師には、
貝塚市人権協会会長の北出昭さん
北条人権文化センター所長の梅本正直さん
のおふたりにお越しいただきました。
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北出さんは先月の職員研修でもお越しいただいております。
職員研修の様子はコチラ↓↓↓
https://www.osaka-c.ed.jp/blog/nozaki/official/2019/10/10-151043.html
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梅本さんは長年、さまざまな形で野崎高校のことをサポートしてくださっています。
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北出さんには、職員研修でもおみせいただいた「ある精肉店のはなし」のダイジェスト版を視聴させていただきました。
皮のなめしから太鼓を作っていくシーン、実際に牛を割るシーン、リアルな、しかし私たちの生活に欠かせない食肉・皮革産業の生の様子を知ることができました。
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北出さんからは、自身が過去に聞いた差別的な発言についてや部落問題に限らず、人権問題全般についてのお話まで幅広く、お話いただきました。
だんじり囃子の一部の演奏もしていただけました。
海の魚は何年も生きているが、食用の牛や豚は数年しか生きれない。若鶏などでは65日、2ヶ月も生きていない。
人の気持ちをわかる優しい人になってほしい。
差別的発言をされたときの当事者はどれだけ心が痛いか...
やった側は何も思っていないが、やられた側は一生残る...
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梅本さんからは、盆踊りなどで歌われる江州音頭の披露から始まり、その起源、そしてそこから職業差別についてのお話、さらに野崎高校、野崎高校生に対する期待などもお話いただきました。
部落出身の人たちは部落差別によって仕事を奪われてきた。
部落差別をする人は、お肉を食べないで欲しい、革製品を使わんといて欲しい...
地域をバカにされる、差別されるのは腹が立つ。けどそういった人とも付き合っていかないと差別はなくならない。
統廃合で高校がなくなったり統合されたりする中ですが、野崎高校には残って欲しい。
野崎高校出身者で太鼓集団『魁』が誕生した。野崎高校出身のみんなの先輩が魁で活躍し、今や世界でも活躍している。
食べるためには働いてお金を稼がないといけない。人権学習に取り組んでいる野崎高校で人権学習をして、人の気持ちをわかっていろんな人と一緒に仕事をしてほしい。
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などなど、書ききれませんがたくさんのメッセージを残してくれました。
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今日聞いた内容を頭の中で整理して、明日は、梅本さんが顧問を務めておられる太鼓集団『魁』のみなさんにお越しいただき、太鼓のパフォーマンスをしていただきます。
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牛の皮で作られた太鼓の演奏を通して、より部落問題について理解を深めていってもらえればと思います。
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北出さん、梅本さん、本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございました。