本日、6時間目に避難訓練を行いました。被服実習室から出火したという想定で、全生徒がグラウンドに集合し、整列・点呼完了まで9分を要しました。グラウンドまでほぼ全員の生徒が6分台で避難してきてはいたものの、整列・点呼に時間がかかりました。実際にはもっと条件の悪い場所での点呼となるため、もっと迅速かつ高い意識をもって動く必要があると感じました。
防災意識を高めるために、講話の中で、「正常化の偏見」について話をしました。「正常化の偏見」とは、「心理学」にでてくる言葉で、自分の生死に関わるような危険が目の前に迫ってくるまで、多少の非日常的事態・異常事態が起きても、それを正常のこととしてとらえてしまい、その危険を認めようとせず、危険を軽視あるいは無視することによって、心のバランスを保とうとする心理的な働きのことを言います。私たちにとって最大の敵は、「災害」ではなくて、リスクを軽視する姿勢や風潮であることを頭に刻んで、行動することが大切であることを伝えました。
校長 山田 浩