2020年12月アーカイブ

74 アートスタジアム報告ならびに年末ごあいさつ

 昨日、本校の令和2年度「アートスタジアム」をパンジョホールにて開催しました。「アートスタジアム」は芸術創造コースの生徒等による総合的な芸術発表会です。今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大幅な変更や縮小を余儀なくされたのですが、特に3年生のコース生徒の成果の発表の場として、検温実施、密を避ける工夫など、感染症対策に万全を期しながら、何とか開催することができて、本当によかったと思ってい...

73 「グリット」という言葉

 新型コロナ感染症拡大の高どまり現象がおさまりません。非常に心配です。どうも開業医さんの様子とかをみて、それほどひっ迫感がないように感じている人が多いのではないでしょうか。内側の事情実状を知らないだけで、そんなことはないと私は思っています。もし、開業医の現場で我々が想像するようなひっ迫が始まるようであれば、手が付けられない状態になるということです。第一、重症や中症の方を受け入れたりするところが強い...

72 第2回学校説明会

 本日は今年度第2回目の学校説明会を開催しました。会の冒頭には、本校の放送部による全国大会への出品作品を見てもらいました。放送部は4年連続で全国大会大阪代表に選ばれています。続いて、校長あいさつ、教科カリキュラム等について、学校紹介映像説明を行いました。  その後、今般の本府の状況をふまえ、本来実施予定であった施設見学は映像による紹介に変えて行ったしだいです。外国語指導の英語教員と生徒会執行部生徒...

71 「かげ」は物陰か? ~冬の和歌を鑑賞する~ ②

 前回の続きです。和歌の中に出てくる一つの言葉の解釈で、内容のイメージが大きく異なるケースをとりあげてみます。西高生のみなさん、どう感じるでしょうか。(専門家の最新の研究などをふまえているわけではないので、個人の解釈と思ってください。)対象は藤原定家の歌です。   駒とめて 袖うちはらふ かげもなし 佐野のわたりの 雪の夕暮れ  「駒(こま)」というのは馬のことです。「袖」をうちはらうのはなぜかと...

70 「かげ」は物陰か? ~冬の和歌を鑑賞する~ ①

 今回は和歌(短歌)をとりあげます。今年はコロナ感染症の関係で百人一首のかるた取りをするのも難しいかもしれませんが、本来であれば日本人が日常でもっとも和歌に親しむのはこれからの時期です。この時期、西高生にも好きな和歌と出会ってほしいと思います。  さて、日本では古典の時間に和歌を学習しますが、それで和歌を好きになった人はどれくらいいるのでしょうか。詩歌の鑑賞で大切なことは、まずそのリズムになじむこ...

69 大阪府レッドステージ移行に関する本校の教育活動について

 本当に残念ですが、大阪府が非常事態を示すレッドステージに移行しました。人口が多く、娯楽遊興施設も充実し、人の活動も広域を複雑に移動するものが多いので、そのぶん、落ち着きをふまえた解放ムードから一挙にここまで来てしまったの感はぬぐいきれません。  加えて、秋の行楽シーズンのあれほどの人出があっては当然の結果というべきでしょう。以前の記事にも書きましたが、ここでの大阪府民の我慢が功を奏したあかつきに...

68 安倍晴明をとりあげたBSプレミアム番組をみて

 前回の記事のなかで、陰陽師の星よみのことにふれました。たまたま、NHKのBSプレミアムで安倍晴明をとりあげている番組を放送していたので視聴しました。以前に授業の古典常識との関係もあり、いささか興味を持って陰陽道について調べたことがあるので古典と現代のつながり、歴史文化への興味という点で西高生に向けて少し詳しく書いてみます。  晴明伝説は大阪の南部地域ともゆかりが深く、たとえば彼の母親は信太の森に...

67 年末から年始にかけての風習に関わって

 今回は西高生に年末年始に関わる民俗学的な話題を書いてみましょう。今年はコロナ禍の影響で、年始の参拝を控えたりする傾向がみられそうだという予測がされています。もともと年越しを神社仏閣で、という風習に関してはそれほど古いものではないようです。  日本の旧来の年越しは自家で祖霊を迎えるというものでした。祖霊は歳神(としがみ)として、正月に各家庭を訪れるのです。お年玉も今は大人から子どもにあげる特別な小...

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