2020年10月アーカイブ

61 決めつけの言動に気をつけるということ

 ネット上などでは、匿名性ということもあってか、有名人の言動の背後にある気持ちや考えなどを憶測して、強い言葉で攻撃したりしていることが多いようです。憶測にもとづく決めつけは情報の自由化が進んだ状態であればあるほど、危険を伴うので気をつけなければなりません。西高生のみんなもこの点については本当に気をつけてほしいと思います。  たとえば、プロ野球中継の解説などを聞いていると、その場面の選手の気持ちや考...

60 第1回学校説明会

 時折は陽がかげるものの、朝から気持ちの良い晴天が広がっていました。栂・美木多駅から本校まで通じている公園歩道の桜なみ樹も色づき、多くの葉が落ちています。昨朝、その歩道で本校生もお世話になっている見守り隊の方とも話をしていたのですが、すっかりと秋めいてきて、朝は気持ちの良い冷気がからだにふれてきます。正門で「おはよう」の声かけをしていても少し寒そうにしている生徒が増えてきました。業務を終え、陽が落...

59 面白い物語作品の構成要素を考える

 10月も中旬を過ぎて、急に冷えてきました。空気が入れ替わる、という表現がぴったりとくるような変化です。ついこの間まで、半袖で通勤していたのですが、朝夕はスーツを着るようになりました。風邪にはいつでも気をつけなければならないのですが、今年の場合は特に風邪症状だけで神経質にならざるをえない状況が続いているので、寒さ対策も早いうちからする必要があります。学校でも暖房のことが話題になるようになりました。...

58 コミュニケーションと言葉の教育

 前回の記事の最後のところで、「話す・聞く」の教育にあたっては、コミュニケーションのポイントをふまえる必要がある旨のことを書きました。今回はその点について私の考えを書きます。心理学の専門家ではないし、コミュニケーション指導の権威でもないのですが、教員生活を送ってきた自分の経験などを振り返って書くことにします。西高生のみなさんも人づきあいのうえで、何が本当に大切かを少し考えてみてください。  たとえ...

57 図書委員のインタビューを受けて

 先日、本校図書委員の代表者生徒2名が校長室に訪ねてきました。記事を掲載するためのインタビューです。図書委員会ということで、読書についての質問ばかりと思っていたのですが、生き方論や世界観、勉学の意義、趣味の話など、話題が多岐に展開して、充実した会話になり、1時間以上になりました。  良かったのは、きちんと訊くべきことは訊いたうえで、私の話に真剣に向き合い、興味関心を持って傾聴していたことです。イン...

56 2学期中間考査期間

 本校では2学期中間考査の期間中です。コロナ禍の影響で4月5月に授業ができなかった補充のためにこの土曜日も特例的に考査実施日にあてています。現在台風14号が接近しています。ここ数日間、何回も天気予報、台風進路予想などを確認してきました。決められたパターンにあてはまるかたちで大阪に暴風警報が出れば、臨時休業になります。その分を別日に実施することになります。  もちろん、予定通りに日程が進むにこしたこ...

55 新指導要領で育成すべき力をコロナ禍のなかでかえりみて

 文明、文化の歴史をみると、確実に進歩しているのは自然科学分野です。人文分野は進歩というよりも変化というほうがふさわしい感じがします。たとえば、源氏物語に比べて近代に入ってから日本で書かれた小説のほうが優れているか、というとそうではない。現代日本の思想家の著作が道元や荻生徂徠の著作に比べてレベルが高いかというと疑問です。しかし、自然科学と結びついた技術の発達によって、ものを運ぶという目的のためには...

カレンダー

2023年3月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

年別一覧