31日に地震が起きた後、火災が発生したという想定で、避難訓練を行いました。地震発生を放送で告げた後、机の下に潜るなどして自分の身を守る行動を実際に体感してもらいました。実際の地震の場面では、大きな揺れに対して、恐怖のあまりその場に立ちすくんでしまい、上からものが落ちてきたりして大きなケガをしてしまう例が多数報告されています。
まずは身の安全を守るためには、自分の頭を守らなければなりません。そのためには、学校内であれば机の下が最も安全です。ただ実際に入ろうとすると意外とスペースが小さく感じられ、瞬時に入ることが思った以上に難しいと感じた生徒が多かったと思います。スポーツでもそうであるように、何度も練習してこそ、本番でそのプレーができます。地震の備えも同じです。机の下に潜ることを何度か練習しておけば、実際の地震に即応できるはずです。
グラウンドに避難して全員の点呼が完了するまでに9分かかりました。実際には、グラウンドに全員出てきてはいたのですが、点呼に時間がかかったために9分となりました。消防署の講評にもありましたように、点呼が迅速に行われないと、建物の中に誰が残っているのか、何人残っているのかがわからないため、消化活動や救助活動がその分遅れてきます。次回はもっと早い点呼を期待しています。
校長 山田 浩