本日の6限に地震に備えての避難訓練を行いました。本校では例年、春に火災避難訓練、秋に地震避難訓練を行うことにしています。今回は大規模地震が発生したことを想定しての訓練でした。
建物に被害が出ている可能性がある規模の地震が起こった場合には、避難経路の安全性を確認することが必要になります。階段そのものが崩落していたり、落下物で廊下がふさがったりしている状態であわてて集団が移動すれば、大変危険なことになります。経路の安全が確認でき、余震もおさまったことを確認してから、避難を開始します。
緊急対策本部も物が散乱している可能性のある室内ではなく、事務室前の玄関に設置して、本番さながらに経路確認の上、避難行動をしました。
私の講評の中では、高校生にもなれば非常変災時には周りから頼られるケースも出てくるということも述べました。キャッシュレス決済が増えてきていても、停電に備えて少額の現金は携行するように、などの点についても伝えました。
おおむね、的確に行動できていたようなイメージを持っていますが、中には緊張感に欠けている生徒もいたようなので、こういう訓練の時には真摯な気持ちと態度でしっかりと臨んでほしいと思います。学校としてもより安全で適切な避難のあり方について、検討などを重ねていきたいと思っています。