主体的な学び

1年生「保健」の授業の様子を見させていただきました。

「飲酒と健康」の単元です。

まずは冒頭、Google Classroomを活用しながら生徒へのアンケートが行われ、

生徒それぞれが、さまざまな設問に回答。

回答結果は、即座にグラフとしてまとめられ、クラス全員にシェアされました。

他人の意見や全体の傾向を知ると同時に、自分の意見と他人の意見を比較するなど、

様々な発見があったと思います。

そのあとグループに分かれ、「一気飲み」と「飲酒運転」にテーマを絞り調べ学習。

そして、授業後半、調べた結果について、プレゼンテーションソフトを活用し各班から発表。

生徒たちが、今後自分に降りかかるかも知れない場面を想像しながら、「自分ならどう行動するか」ということを熱心に考えていたのが印象的でした。

今、教育の大きな課題の一つに「主体的な学び」というテーマがあります。

「主体的な学び」とは、その学びをいかに自分ごとに捉えるかと言う事だと思います。

例えば...

 「英語を学習するのは、テストがあるから」と考えるのと、「英語を学ぶのは、これからますます広がるグローバル社会で、自分自身が国内外の多くの人と繋がり、夢のある人生を送るためのツールを持つため」と考えるのとでは、学びの主体性が大きく違ってきます。

おそらく、やる気も楽しさも全く異なってくるでしょう。

夢や目標、または課題の解決のために必要な力を自分自身で見つけること。

そして、その力をつけることに前向きに取り組むこと。

これが「主体的な学び」の源だと改めて実感した授業でした。