本日(3月24日)は、今年度最後の日
3学期の終業式を行いました。
式のあいさつでも伝えましたが、今年度も、生徒の活躍に元気をもらった1年でした。
地球温暖化
不安定な国際情勢
長引く物価の高騰
少子化対策など、不安な要素をあげれば切りがない世の中ではありますが、
生徒の皆さんには、今後も夢を持ちながら人生を切り拓いていって欲しいと思っています。
竹の節が、竹の木を折れにくくしているのと同じように、
これからも節目節目でしっかりと自分自身を振り返り、
折れない自分自身を作り上げて欲しいと思います。
1年間、お疲れさまでした。
<以下、終業式のあいさつです。>
今年度も、いよいよ最後の日を迎えました。
皆さんが、今いるクラスも今日が最終日です。
「4月のクラス開き」から1年間、授業はもちろんのこと、遠足、体育祭、文化祭、そして2年生は修学旅行、1年生は合唱コンクールなど、いろんなことを、クラスの仲間で協力しながら、創りあげてきました。
振り返れば、おそらく誰もが何らかの場面で、クラスの友達に、助けてもらったり、励ましてもらったり、相談に乗ってもらったりしたのではないかなと思います。
まずは、ともに支えあった仲間に、心の中で感謝の気持ちを伝えてください。そして、また4月から新しいクラスで、新しい仲間と共に、楽しく充実した高校生活を送って欲しいと思います。
さて、私自身もこの1年、皆さんの活躍に多くの元気をもらったことに感謝をしています。
部活動では、ダンス部の全国優勝、軽音楽部の全国大会出場をはじめ、ハンドボール部女子の大阪5位、男女バレー部の部別大会での昇格、など、うれしいニュースがありました。全て紹介することはできませんが、運動部、文化部を含め、全てのクラブの部員たちが、持てる力を存分に発揮してくれたと思います。
また、自治会執行部の皆さんも、桜塚生の代表として学校の内外(ないがい)で活躍をしてくれました。中でも、岡町・桜塚商店街の夏祭りの企画運営に参画し、地元の方々と協力をしながら行った、「能登半島沖地震の被災者を支援する募金活動」は、社会に大きく貢献する、素晴らしいものでした。この活動が認められ、今月末に大阪府から表彰を受けることは、自治会のみならず、本
校にとって大変名誉なことです。
さらに、行事で活躍する生徒の姿も多く見られました。中でも、卒業した77期生が中心となり、ルールを守りながら楽しんだ体育祭は、素晴らしいものでした。自分勝手な考えで行動することなく、「やることはしっかりとやる。」そして、「楽しむときは思いっきり楽しむ」という姿から、改めて桜塚高校生の力を感じました。この伝統は、来年度、中心となる78期生が引き継いでいってくれるものと楽しみにしています。
さて、そんな1年も終わり、4月から新年度を迎えます。一つ上の学年に進級する皆さんにとって、年度替わりは、自分自身を振り返る大きなチャンスです。この春休み、皆さん一人一人、どんな小さなこと事でも良いので、「この1年で成長したこと」を実感し、さらに「来年度成長したいこと」を自分の中で整理してください。
今更いうまでもありませんが、皆さんは、限りなく大人に近づいています。その意味で1年1年の持つウエイトは大きいです。78期生は来年度、79期生も再来年度、誕生日を迎えれば成人となります。皆さんの中には、あと数ヶ月の人もいるでしょう。
成人になれば、法律上、親権を持つ保護者がいなくなります。そして、自分の意志で契約ができたり、お金を借りたりすることができます。一見、自由なようにも見えますが、その判断に対して責任を負うのも自分自身です。良い結果も悪い結果も全て自分自身に返ってきます。
社会では、18歳の若者が契約のトラブルに巻き込まれ、多額の借金を背負ったり、だまされてお金を振り込んだりするケースが多く起こっています。皆さんは、この高校生の間に、授業でつける学力と共に、社会を自分自身の力で生き抜いていく力をつけていかなければなりません。
繰り返しになりますが、この4月は自分自身を振り返る大きなチャンスです。
高校生の皆さんにとって一番大切な振り返りは、「進路実現に向けた知識やスキル」がついているかどうかです。しかし、同時に、「世の中の様々なことに対する自分の考え方や行動する力はどうなのか」ということや「社会を創っていく社会人としての規範意識、ルールを守る力は大丈夫だろうか」など、様々な観点から、自分自身を分析し、さらなる成長につなげてください。
新しい年度は、78期生にとって、新たなステージに向けてチャレンジをする年。そして、79期生にとっては、部活動で中心になったり、修学旅行があったりと、まさに高校生活の中心となる1年です。
全ての生徒にとって、充実した1年になることを願っています。それでは、今日から始まる春休み、有意義に、そして安全に過ごしてください。
4月の始業式、また一つ大人になった皆さんと会うことを楽しみにしています