皆さん、おはようございます。今日で1学期が終わります。
4月の始業式で、私はこの学校を皆さんにとって「温かい居場所」にしたいという話をしました。そして、そのために大切なこととして、「ルールや時間を守ること」「自分も他人も大切にすること」を伝えました。
皆さんは、この1学期をどのように過ごしたでしょうか。
授業や実習に真剣に取り組んだ人、資格取得に向けて努力した人、部活動や学校行事に一生懸命打ち込んだ人、それぞれが自分なりの挑戦を重ねてきたことと思います。
工科高校には、将来の技術者として成長するための設備があります。しかし、それらを正しく安全に使うためには、技術だけではなく、ルールを守る力や責任感が必要です。
実習の現場では、一つの手順を省略しただけで大きな事故につながることがあります。社会に出ても同じです。時間を守ること、約束を守ること、決められたルールを守ることは、単なる決まり事ではありません。周りの人との信頼関係を築くための基本です。
私は始業式で、「ルールを守ることは、自分や相手を大切にすることだ」と話しました。
時間を守ることは、一緒に学び、一緒に働く仲間を大切にすることです。安全のためのルールを守ることは、自分自身の未来と仲間の未来を守ることです。相手を思いやる言葉を使うことは、学校を温かい居場所にすることにつながります。
皆さんには、この1学期を振り返り、「自分は周りの人を大切にできていただろうか」「自分自身を大切にできていただろうか」と考えてみてほしいと思います。
さて、明日からは夏休みです。
皆さんにぜひ、自分の好きなことや楽しいことにも時間を使ってほしいと思っています。
スポーツでも、音楽でも、読書でも、ゲームでも、ものづくりでも構いません。家族や友人と過ごす時間も大切です。
何かに夢中になることは、自分自身を成長させてくれます。新しい発見や経験は、2学期からの学校生活にも必ず生きてきます。
特に3年生の皆さんにとって、この夏は進路実現に向けた大切な時期です。
不安や緊張を感じることもあるでしょう。しかし、皆さんはこれまで多くのことを学び、技術や知識を積み重ねてきました。自分を信じて、一日一日を大切に過ごしてください。
1・2年生の皆さんも、課題にしっかり取り組み、資格取得の勉強や部活動、自分の興味や関心を広げる活動に挑戦してください。この夏の過ごし方が、皆さんの将来の可能性を広げてくれるはずです。
そして、もう一つ大切な話をします。
夏休みは自由な時間が増える一方で、生活のリズムが変わり、不安や悩みが大きく感じられることがあります。
進路のこと、人間関係のこと、家庭のこと、将来のこと。悩みの内容は人それぞれです。
もし、不安な気持ちになったり、心がしんどいと感じたりしたときは、一人で抱え込まないでください。
家族や友人、先生など、信頼できる人に相談してください。学校から案内する相談窓口もあります。遠慮せずに活用してください。
誰かに話をすることは決して特別なことではありません。困ったときに助けを求めることは、自分を大切にする行動です。
また、皆さんの周りに元気のない友人や気になる仲間がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。その一言が、相手にとって大きな支えになることがあります。
私は始業式で、「数ミリの優しさが積み重なれば、学校は温かい居場所になる」と話しました。
それは夏休みの間も同じです。
自分を大切にすること。そして、周りの人を大切にすること。その気持ちを忘れずに過ごしてください。
夏休み明け(8月24日 月曜日)、皆さん一人ひとりが元気な姿で登校してくれることを、先生方とともに楽しみにしています。
充実した夏休みを過ごし、一回り成長した皆さんに会えることを期待して、1学期終業式の式辞とします。安全で、実り多い夏休みにしてください。
以上です。