4月17日(木) 1・2限 各教室・特別教室にて
1年生は、職業共通(清掃・喫茶販売・流通・事務)の内容を4つのグループに分かれ、順に学んでいます。本日は、2回めの授業でした。
清掃では「なぜ清掃をするのか」を皆で考えるところからスタートしました。「社会人になって恥ずかしくないように・・・」といった答えも返ってきました。その後、清掃準備室の場所を確認し、道具をもって清掃場所へ移動しました。フロアモップなどの使い方を実際に清掃することを通して学びました。緊張しながらも、真剣に取り組んでいました。
「喫茶販売」では、販売実習室で教員がフロア係を実演しながら、学習を進めました。「常にお客様のことを考えること」「マニュアルはあるが相手は人間なので臨機応変な対応が必要であること」などを学びました。はじめは緊張して手が震えてコーヒーカップがソーサーの上でガチャガチャしてしまうだろうけど、だんだん落ち着いてできるようになるので安心してほしいと教員から説明があると、少しほっとしたようでした。
「流通」の授業ではまず、企業の委託品を扱うことが知らされ、生徒の緊張感が高まりました。丁寧に扱うことや破損に注意すること、また製品を汚さないように手洗いや身支度を丁寧に行うことなど、この授業での注意点の説明がありました。この授業は、直接社会とつながる貴重な機会でもあります。はじめに感じた緊張感を持続させ、誇りをもって作業に取り組んでほしいと思いました。
「事務」では、この授業の目標の一つが「ビジネスマナーを高めること」であることの説明を受けました。自己紹介の後、プリントを閉じていくファイルが配られましたが、ものを渡されたときの受け取り方のマナー(両手で受け取る)なども教えてもらうと、さっそく実践できていました。こうやって小さなことからこつこつと積み上げることが大切なのだなぁと改めて感じました。また「何故働く?」のかについて一人ひとりの現在の考えをプリントに書き込みました。職業の授業を経て、今後考えがどう変化していくのか楽しみです。
1年生は、入学後2週間弱ですが、早くも「卒業後の就労」を強く意識して学習に臨んでいる様子がうかがえました。「初めが肝心」とは言いますが、短くて長い3年間、それぞれのペースで徐々に「働き続ける力」を身につけていってほしいと願っています。