8月22日(木)~23日(金)にかけて、全肢P連の総会及びPTA・校長会合同研究大会「奈良大会」が開催されました。
今年の研究主題は「肢体不自由のある子どもたち一人一人の生きる力を育むためにはPTA活動はどうあるべきか」~ えがおひろがるみんなの輪 奈良から始まる新しい時代 ~ です。
1日目の基調講演は、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 特別支援教育調査官 菅野和彦 氏から「特別支援教育の動向と肢体不自由教育の充実に向けて」~子どもの学びを支えるために~ というテーマでお話しいただきました。
内容的には、6月にこのブログでも少しだけ紹介しました、全国特別支援学校長研究大会(肢体不自由校長会)での行政説明(*)を保護者向けに丁寧にお話になったという印象です。
(*)https://www.osaka-c.ed.jp/blog/higashiosaka-y/kou/2019/06/28-144121.html
多岐にわたるお話でしたので、以下に、関係するホームページのリンクをはっておきます。
●総務省が示している『Society5.0』について
6月のブログにリンクを掲載しています。
●医療的ケアの現状と動向
3月のブログにも掲載しました、「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」の最終まとめ
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1413967.htm
●新学習指導要領については、リーフレットや3分でイメージがつかめる動画等が掲載されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1413516.htm
支援学校についても、社会に開かれた教育課程の実現、育成をめざす資質・能力、主体的・対話的で深い学びの視点を踏まえた授業改善、各学校におけるカリキュラム・マネジメントの確立など、初等中等教育全体の改善・充実の方向性を重視しています。
基調講演の後は、6分科会に分かれて、全国の特別支援学校の発表や意見交換を行いました。
分科会や懇親会では、いろんな地域の保護者とお話しました。特に医療的ケアについては、各都道府県の差に驚かされます。・・・やっぱり、大阪府は進んでいるんです。本校(大阪府)で当たり前のように行われていることが、他県では当たり前ではなく、「前例がないからできない」と言われていることもあります。この "前例がないから" という言葉...あちこちの学校で言われているようで、保護者のみなさんにとっては、嫌な言葉 第1位 と言ってもよいぐらいかもしれません。前例にとらわれずに、しっかりと考えていく姿勢が大事だと感じました。
保護者は、みなさんパワフルで、我々学校も「もっと頑張らないと!」と勇気をいただきました。