枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。
小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
中学部1年生の家庭では、体育祭で使用したハチマキの洗濯とアイロンがけに取り組みました。 タライに水を入れ、洗濯板と石鹸を使ってハチマキを洗った際には、「どのようにしたらもっと泡立つのだろう?」 「水をつけたらいいよ。」等、生徒同士でアドバイスをし合って、きれいに洗うことができました。また、水の入れ替えを行う際には、班のみんなでタライを持って運んだり、「せーの」と声を出し合って水を捨てたり、互いに協力し合うことができていました。
アイロンがけでは、やけどをしないように事前にしっかりと話を聞いてから一人ずつ取り組みました。アイロンをかける向きや置く位置を守ってかけることができ、きれいに仕上がったハチマキを見てみんな嬉しそうでした。
この学習を通して、生活する力ややりきる力、友だちとかかわる力を深めました。
授業の最後には、今回の学習を活かして家庭でも "自分でできること"を増やしていきましょうとまとめがあり、みんなからは「やってみる!」という声がたくさんあがっていました。