枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
中学部2年生の数学「2-1グループ」では、毎回の授業で取り組んだプリントを『頑張り表』(記録表)に記入しています。この『頑張り表』は、主に授業内容のプリントを記入したり、授業内容のプリントを早く終えた人が、脳トレや復習プリントなどの数種類のプリントの中から自分で選んだものを書き込んでいきます。
もう既に4枚目に到達している生徒もいます。
この取り組みは、以下の3つの観点を意識して取り組んでいます。
①授業で何のプリントに取り組んだのかを記入することで達成感を味わう。
②取り組んだことを記録する習慣を身につける。
③「早く一枚目を完成させたい。」「次はまだやったことのないプリントに挑戦してみよう。」といった意欲を高める。
この取り組みを始めてから、「もうこんなにプリントをやったんだ~。」「このプリントも頑張り表に書いておこう!」といった声が聞こえるようになってきました。
生徒一人ひとりが、自分の目標を意識したり、取り組んできたことを振り返ったりできる機会を多く設定し、自分を見つめる時間を増やしていければ、と考えています。