枚方支援学校ではキャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。(キャリア教育は「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
<依託作業について>
選択木工では、個人作品の製作や依頼された製品の製作を行っています。依頼された作業では、依頼カードで納期を確認し、その期日までに納品するように意識して製作しています。
現在、4つのグループに分かれており(木工では4係まであります)、互いに協力しながら作業を進めています。例えば、1係が依頼品の部品の製作を行い、2係が組立、3係が仕上げ磨き、4係が点検等というように、分担して行っています。
ある係の作業が遅いと、他の係の作業が止まってしまうことになります。他のグループの作業の様子を意識することも大切になってきます。
<寄木のペンケースの製作(個人作品)>
木の色を活かして、赤と白の木を組み合わせて個人作品の寄木のペンケースを作っています。赤と白の細い角材を作り、接着して板にして自動かんな盤で製材して寄木の板を準備します。それを部品に切って、組み立てます。
個人作品ですが、寄木の板の製材まではチームプレイとなります。
<自動かんな盤での製材>
自動かんな盤を挟んで、板の送り手と受け手で作業をします。作業前にまず安全ゴーグル、軍手、防塵マスクを装着します。
力がいる作業で、押す力と引く力が要ります。機械を挟んでまさに相手を意識し、息を合わせる作業です。