枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
高等部1年の職業Ⅰでは、自分たちで毎日使用する連絡帳づくりについて、1学期に紹介しました。現在も連絡帳づくりの作業を続けていて、精度が上がってきています。今回は連絡帳づくりと並行して行っている教材づくりについて紹介します。
授業で使う教材は担当教員が作りますが、その中で、簡単な作業を「仕事」として請け負っています。この日は、体育のハンドボールで使用する「的(まと)」や、得点の際に使用するボールを、作りました。
ボールが印刷された紙を切り、ラミネートフィルムにはさんでいきます。フィルムを機械に通し、ボール一つ一つに切り分けます。この時に気を付けることは、ケガをしないように切り口をとがらせないことです。
切り分けられたボールの裏に磁石を貼っていきます。完成した物は、体育担当の先生に納品します。自分たちの授業で作った物が他の授業で使っている様子を見て、「これ、私が作った物やで」「自分たちも役に立っている」と、言って生徒たちも嬉しそうです。