枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。
小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの
視点で取り組んでいます。)
12月10日(木)に、高等部1年生の国語Dグループにおいて「自分のこと発表会」を行いました。
このグループでは前期から、「自分自身についてのスライド作り」をしてきました。
スライドは3枚あり、「過去」「現在」「将来」に分けて自分自身のことが書かれています。
このスライドを作成する過程において、過去の自分を見つめなおし、また現在の姿を直視し、
さらには将来の自分自身の姿をイメージするための授業を展開してきました。
また、この授業では自分の発表だけではなく、発表会を見聞きし、他者の感情や体験等を
知ることによって共感し、自身の今後の人生にいかすという気持ちをもつことを目標としました。
それぞれのスライドが完成し、発表会のリハーサルも済ませて、いよいよ発表会当日。






多くの先生方が見つめる中での発表会で、緊張感が漂いました。
そのような中、発表者それぞれがパソコンを操作しながら自身のスライドを読み上げました。
全員が堂々と発表するとともに、自分自身を客観的に振り返り、
また自身の将来の姿を意識した一言一言にはすべて重みがあり、たいへん感動的なものでした。
この発表会を機に、様々な経験を経たり夢をもったりしている友だちがいることを理解し、
ますます自己肯定感を高めてほしいと思います。