枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、7月に実施予定だった中学部2年生の宿泊学習は残念ながら中止となりました。宿泊学習で体験する予定だった草木染めのかわりに、チャレンジの時間をつかい、校内で「玉ねぎ染め」の体験をしました。
各クラスで説明を聞いた後、模様をつけるために様々な材料から好きなものを選択し、手ぬぐいに結びつけていきました。給食で使用した玉ねぎの皮を煮出した鍋に手ぬぐいを入れ、しばらく煮込んだ後に取り出し、ミョウバンを溶かしたお湯につけておくと段々と色鮮やかな黄色に染まっていきました。一人ひとり模様の異なる素敵なオリジナルの手ぬぐいが完成しました。
また、別日の理科社会の授業では、宿泊学習で訪れる予定だった「奈良県」についても学習を行い、知識を深めました。
実際に宿泊学習に行くことはできませんでしたが、今後も学校生活の中での様々な経験や学習を通して、来年度の修学旅行へ向けて学年のみんなで準備を進めていきたいと思います。