枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。小学部・中学部・高等部を通
して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの視点で取り組んでいます。)
高等部2年の家庭科の授業において、買い物における様々な支払方法について学習しました。
まず、現金・デビットカード・クレジットカード・プリペイドカードについて、買い物をした時のそれぞれのお金の流れを学習しました。
そして、これらが前払い・即時払い・後払いのどれに該当するのかを、生徒それぞれがiPadを用いて確認しました。
今回の授業では、一般社団法人日本クレジット協会より、クレジットカードや電子マネーを使って決済するための端末とカードをお借りし、会計の模擬体験をしました。
端末は実際にお店で使われているものと同じものです。
レストランで注文するシーンを設定して、生徒は各自で注文し、支払いはクレジットカード等で行いました。
カードを端末に差し込み、架空の暗証番号を入力すると、しばらくして端末からはレシートが出てきました。
まるで本当にキャッシュレスで買い物をしたかのような体験することができました。
今回お借りした端末やクレジットカードは、家族等と買い物に行ったときに見たことがあるかもしれませんが、実際には現金以外は使ったことがない生徒がほとんどでしょう。
でも、もしかすると、卒業後にやってくる社会生活ではキャッシュレスで買い物する時がやってくるかもしれません。
キャッシュレスであっても、支払うのは自分自身であること、そして計画的にお金を使うことを理解し将来の買い物に今回の学習が役立てばよいですね。