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【中学部1年生】自立活動~「ココロ」とは何でしょう?~

 枚方支援学校では、キャリア教育の視点を取り入れ、「自分=理解」「つながり=コミュニケーション」「チャレンジ=考動」を日々の実戦で大切にしています。

 今回は「自分=理解」の中でも「自分を理解し、肯定する力」と「つながり=コミュニケーション」から「他者を理解する力」を縦断する取り組みをご紹介します。

 中学部1年生は、美術の授業を活用して「自立活動」授業を実施しました。


 「ココロ」とは何でしょう? これは私たちにとって永遠の謎であり、自分や他者の「ココロ」について感じること、考えることは、生きることの意味に根底からつながるテーマでもあります。この「ココロ」の謎に向かい合うためのヒントとなる「ココロ屋」という児童文学があります。この授業では梨屋アリエさん原作の「ココロ屋」を、アニメーションで鑑賞し、劇中の中にでてくる沢山の「ココロ」の形をなぞらえて、「わたしのココロ」のコラージュ作品を制作しました。また制作した「わたしのココロ」作品を鑑賞し合って、「お友だちのココロ」についても感じたり、考えたりする時間を持ちました。

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 様々なココロの形態から自分のココロを選んで、台紙に貼り、色鉛筆や絵の具で着彩しました。「心を入れ替えなさい」と叱られた物語の主人公の前に現れたのは、いろいろな心に取り替えてくれる「ココロ屋」ことウツロイ博士でした。

 

 みんな、形のないものを形にすることに戸惑いながらも、それぞれのココロを完成させました。出来上がってみると、なるほどなぁ、と納得するココロばかり。お友だちのココロを見て「わかる!」などの声があがるほどでした。

 言葉を使わない方法で、自己や他者を理解する体験ができたのではないでしょうか。