枚方支援学校では、キャリア教育の視点を取り入れ、「自分=理解」「つながり=コミュニケーション」「チャレンジ=考動」を日々の実践で大切にしています。今回は「楽しむ力」の中の「余暇を活用する力」(興味関心の幅を広げる)に着目した取り組みを紹介します。
4月に枚方支援学校小学部に入学した1年生。校舎、友だち、先生たち。見るもの、聞くもの、取り組む活動、すべてがはじめましてのワクワクドキドキな毎日を過ごしてきました。本ブログでは、これまで行ってきたたくさんの取り組みの中から、『あそび』について、報告します。
1年生は週1回、27名の児童が2つグループに分かれて『あそび』の授業を行っています。1学期は、ゲーム『どらやきゲーム』、『わっかリレー』、ダンス『エビカニクス』『bling-bang-bang-born』に取り組みました。『あそび』は活動を通じて、友だちと関わること、きまりを守って遊ぶことを学びます。1年生は、はじめての教材や活動内容に戸惑う姿が他の学年に比べて多く見られます。そんな中でも、いつも一緒に過ごしている友だちと一緒に取り組むことや、ほかの友だちが楽しそうに身体を動かしている様子を見ることが、少しずつ自分もやってみようとする気持ちにつながっています。
『あそび』の中で、これまでに触れたことのない教材やしたことのない活動に出会うことは、子どもたちが興味や関心が持てるものの幅を広げるために、大きな役割を果たしています。これからも、はじめてに出会ったあとに、学校という環境の中での最強アイテムのひとつである"友だちの力"を最大限に活かし、子どもたちそれぞれが「たのしい」「おもしろい」「すき」と思えるものや活動を増やしていきたいと考えています。