全学年スタディサポートを実施しました

 昨日から花冷えで、時折陽が射すものの雨がちの天気になっています。昨日の雨で中庭の桜はすっかり葉桜になりましたが、マメ科の落葉小高木ハナズオウが満開を迎えています。ハナズオウがマメ科であることは、花の形と実の形を見ればすぐに理解できます。

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 ハナズオウは漢字で「花蘇芳」と書きます。一方、スオウ(蘇芳)はインドやマレー半島等に自生するマメ科の低木で、心材から黒みがかった赤色の染料が採れることが古くから知られており、日本では奈良時代に入ってきたと言われています。スオウに触染剤としてミョウバンを使うと赤、灰汁を使うと黒っぽい赤紫に染まるなど、染め具合によってわずかな色の違いを出すことができることを知った人間の知恵はすごいなぁと感心するばかりです。「蘇芳」の言葉は、源氏物語などの古典にも度々登場しています。

 一般に、蘇芳は紫みのある赤色を表すことばとして使われ、蘇芳色の花をつけるのでハナズオウと呼ばれています。ハナズオウは染料を取る蘇芳(スオウ)とは異なる植物のようです。

 ちょっと「染め」の世界に染まりかけてしまいました(^^)/ 今日は全学年ベネッセ社のスタディサポートを実施しました。英数国の3教科の学習到達度が分かるだけでなく、家庭学習時間など進路学習状況の調査も行うので、自分の課題が明確になります。これまでの結果を見ると、平均して家庭学習時間が圧倒的に少ないことが共通した課題でした。今回はどうでしょう。今日の結果は約3週間後に分かります。