2学期が始まり、生徒達が元気に登校してきます。今日は午後から出張でしたので、放課後の様子を見ることはできませんでしたが、2週間後に行われる今高祭の準備で、クラスや文化部の活動が活発に行われていることでしょう。本番が楽しみですね(^^)/
さて、今年の今高祭は、地域からの依頼もあって、初日の9月5日(金)に大阪府赤十字センターの献血車に来てもらい、校内で献血ができるようにしました。そこで、昨日、献血センターの山内様、寺本様にお越しいただき、11時40分から3年生が多目的ホールで、続いて12時10分から1,2年生が体育館で、献血セミナーをしていただきました。
セミナーでは、献血の歴史や、輸血の現状と献血の必要性などについて分かりやすく教えていただきました。
「献血は自らの血液を無償で提供するボランティアです」
今から60年前までは「売血」と呼ばれ、血液を買い取っていた時期があったとのこと、自分の体調を崩してでも血液を売ること等が問題視され、現在の「献血」になったそうです。
この日はたまたまちょうど「献血の日」、1964年8月21日、日本政府が輸血用血液を献血によって確保する体制を確立することの閣議決定がなされたとのことです。偶然とはいえ、いいタイミングです。
献血された血液の消費期限は、最も長い血漿製剤で1年、赤血球製剤は28日、血小板製剤は僅か6日しか持たないそうです。また、輸血は事故よりも癌などの疾病の治療に多く使われており、毎日3,000人ぐらいの人が輸血により助かっていること、そのために毎日14,000人の献血が必要であることも教わりました。
まとめとして、次の3つが献血が必要な根拠であると仰いました。
①血液を必要とする患者さんが大勢いる。
②血液は長期保存できない。現時点で血液は人工的に作れない。
③一人あたりの献血の回数や量に制限がある。
同じ内容のセミナーを1,2年生にもしてくださりました。本当に有難うございました。
献血は満16歳から可能なので、1年生の中にはまだ献血ができない人が大勢います。また、献血をするかしないかは、もちろん自由意志です。このセミナーを受けて「献血しよう」と思う人は、5日(金)に南門の方へ行ってみてください。