シリーズ授業⑮~2年「共生数学」、1年「共生英語」

 今日は朝から宮城県総合教育センターの方が共生推進教室について視察に来られ、一緒にソレイユの授業を見学しました。

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 ソレイユ(共生推進教室)の生徒は、総合学科の生徒と一緒に学ぶ授業と、ソレイユの生徒だけで学ぶ授業をがあります。そして、毎週火曜日はなにわ高等支援学校で1日就労に向けた実習などを行います。今日は早速1時間めの2年「共生数学」(担当:中嶋先生)と1年「共生英語」(担当:島田先生)を見学しました。

「共生数学」は電卓を使って3桁~5桁の四則演算を行ったり、重さや長さを正確に測ったりしていました。本時の目標は、①正確に行い、時間も意識すること ②自分で考えて意見を言う の2つです。

 先生が問いを出されました。「同じもの(紙1枚)を、次のように形や状態を変えたとき、予測して、重さの重いものから軽いものへ順番にアルファベットを並べましょう。

 A 紙1枚を広げたままはかりの上に置く。

 B 紙1枚を4つ折りにしてはかりの上に置く。

 C 紙1枚をくちゃくちゃに丸めてはかりの上に置く。

 D 紙1枚を細かく切って(ちぎって)はかりの上に置く。

 生徒達が考えています。そして、どれも同じ重さになると思って実際に測ってみると、すべてピッタリ同じにはなりませんでした。そこで、「どうして同じにならなかったの?」と問いかけられました。生徒達の学びがグンと深まる瞬間です。いろいろな意見が出ていました。

 「共生英語」は、切符売り場で大阪から東京までのチケットを購入するシーンを、乗客役と駅員役に分かれて、英語でやり取りしていました。ヒントが書いてあるプリントを観ながらですが、しっかり言えていたので素晴らしかったです。

 このようにソレイユの授業は、先生方が工夫して生徒一人ひとりに合った内容を丁寧に教えられています。生徒達もとてもよく頑張っています。視察に来られた方も感動されていました。有難うございました。