今日は20日(土)の代休日、今日から4連休になりますが、部活動に勉学に勤しむ生徒は少なくないでしょう。初日の今日はあいにくの悪天候で冷たい雨が降り続いていますが、外出する人は風邪など引かないように気をつけてください。
さて、昨日は午後3時から住吉第一中学校へ3年保護者対象の進学説明会に行ってきました。私学を代表して浪速高校が、普通科を代表して阪南高校が、そして専門学科を代表して今宮高校が、それぞれ私学、普通科、専門学科の特徴や取組みをお話ししました。
私は、専門学科の種類や特徴をお話しし、その一つである総合学科について、とりわけ本校の特色や取組みについてお伝えしました。後半、共生推進教室設置校の良さを生徒の様子を真ん中に据えて話すと、頷いてくださった方が多くいらっしゃったことを嬉しく思いました。「今年の七夕飾りでは願い事の短冊が1,100枚以上も飾られました。私も『これ以上歯が抜けませんように』と書きました」と話すと、大いに笑ってくださりました。願い事を短冊に書いたのに、先週誤って箸の柄をガツンと噛んでしまい、別の差し歯がバリっと割れてしまいました。日頃の行いが悪いとなかなか敵いませんね(^^)/ 今日の代休を活かして、夕方歯科医院に行ってきます(^^ゞ 住吉第一中学校の保護者の皆さま、先生方、有難うございました。

さて、今日は「シリーズ授業」の第16回として、この1週間に見学した3年生の授業を紹介します。まずは、24日(金)4時間めの勝田先生の日本史演習。この時間のテーマの中心は近代文学史。先生は、しばしば大学入試と絡めて、何がポイントで大切か教えられていました。
例えば、「文学史はいつの時代も鉄板! 『時代・ジャンル・作者・作品』は絶対‼」、「近代文学って何ですか? いつの時代から? 必ず時代を意識してくださいね。近代文学は明治20年頃から。西暦でいうと1880年頃からですが、どんなことが起きた時代ですか。1870年代に文明開化が起きていろいろな文化が入ってきて、例えば『胡坐鍋(あぐらなべ)』~牛鍋のこと~もそうですね。西洋文学もその一つ。西洋文学の特徴は写実であること~世の中のリアルに描くこと。ドラマってほとんど写実ですね。だから近代文学も写実的。また、坪内逍遥は『写実とは人情である』と小説神髄の中で述べています。二葉亭四迷が言文一致を始めたことや、尾崎紅葉と幸田露伴は必ずセットで覚えること、なぜなら露伴は『五重塔』で見られるように人の明るいところを描いたのに対して、紅葉は『金色夜叉』で認められるように、人の醜いところを描いたという対比が明確で、...、樋口一葉の代表作『たけくらべ』の他次々と文学史に残る作品を書いた『奇跡の14か月』、...、森鴎外の『舞姫』も、あれは豊太郎が...」と、先生の近代文学史への深い造詣から発せられる言葉は留まることがありません。生徒達は先生の言葉に引き込まれながらも、自分の頭でしっかり考えながらメモを取っていました。
ことばの迫力満点の授業でたくさんの言葉が記憶に残りました。有難うございました。