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「第46回大阪府高等学校芸術文化祭・小倉百人一首かるた部門」に出場しました

 一昨日(11/1)にAsueアリーナ大阪で行われた「第46回大阪府高等学校芸術文化祭・小倉百人一首かるた部門」の有段者の部に本校1年6組のYさんが出場しました。付き添われた内藤先生から写真と一緒に報告をいただきましたので紹介いたします。

 参加資格は、「大阪府の高等学校に在籍している高校1年生から3年生で、100首を暗記しており、sむーずな試合運航が可能な生徒」です。本大会は、無段者の部150人、有段者の部50人に分かれてそれぞれ3試合ずつ行い、成績優秀者に表彰が行われます。

 有段者とは、全日本かるた協会主催大会でE級3位以上の成績を修めたもの、あるいは、初段認定大会等で認定されたものをさすとのこと。Yさんは段位を取って今回初めて有段者の部に出場しました。

 送ってもらった動画を観ると、いつかテレビで観たことがあるような光景が映っていました。おそらくどのスポーツより速いスピードで腕がシュッと伸び、札が弾き飛ばされます。どの札が詠まれるか分からないので、耳で聴き取ってからでないと取り札を決められないので、陸上競技のようなフライングは決してできません。いったいどうしてあんなに速く反応できるのでしょう。

 私のような素人でも「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」は聞いたことがあります。例えば、「せ」と言えば、「われてもすえにあわんとぞおもふ」の一つに決まる「一字決まり」は7首あって、他に、「む」⇒「きりたちのぼる」、「す」⇒「ゆめのかよひぢ」、「め」⇒「くもがくれにし」、「ふ」⇒「むべやまかぜを」、「さ」⇒「いづこもおなじ」、「ほ」⇒「ただありあけの」があります。同様に「二字決まり」、「三字決まり」、...「六字決まり」の全てを覚えて練習しても、簡単には有段者になれないそうです。

 付き添われた内藤先生から聞いて驚愕しました。有段者は、例えば、上の句のはじまりが「む」ならば、「む」の音が発せられる前の吐息で「む」だと分かって、正しい下の句の札を取ることができるのだそうです。有段者の部初挑戦のYさんは第一試合は敗れてしまいましたが、本当に凄いと思いました。次の大会でも頑張ってくださいね。有難うございました。