文武両道の代表とでもいうべき生徒がいました。73期生の山中駿さんです。彼は陸上競技部に所属し走り高跳びに取り組みました。2年時には全国高校総体（インターハイ）に出場しています。キャプテンとしてもリーダーシップを発揮し部員からの信望も厚かったそうです。彼の凄さはこれだけではありません。2年時と3年時に物理オリンピックに出場し、現役で京都大学工学部に進学しました。大学進学後も陸上競技を続け、遂に学生スポーツの最高峰である全国インカレで優勝するという快挙を成し遂げました。
本校のグラウンドには、彼の在学中の功績を称える意味で今も横断幕が設置されています。山中さんは大学入学後も特定の指導者に師事することなく、自身の跳躍を動画に撮るなどの手法で仲間の学生たちと一緒に研究を重ね、記録を飛躍的に向上させてきました。彼の今回の記録は２ｍ２２ｃｍ。高校時代のベスト記録は２ｍ１２ｃｍですので、およそ1年半で１０ｃｍも記録を伸ばしたということになります。
三国丘高校が掲げる「三丘スピリット」は文武両道・自主自立・切磋琢磨です。彼こそ三丘スピリットを体現し続けている卒業生と言えます。これからも自分らしく生き人生を楽しんでほしいと強く願います。みなさんも是非、山中駿さんを応援してください！
