ダンス発表会(2年体育授業)を見てきました!

 2年生女子の体育授業では、毎年この時期に創作ダンスの発表会を開いています。テーマの設定から振り付けまで創意工夫を凝らした作品はどれも見応えがありました。1グループ3分間という短い時間でしたが、テーマに沿ったメッセージやイメージが伝わってくる作品がたくさんありました。生徒たちが考え出したテーマは「少女漫画」「北風と太陽」「天国」「中世ヨーロッパ」など全部で16種類ありましたが、中には「オタ活」「ホス狂」「バブル学園」「陰陽BATTLE」といったちょっとひねったテーマもあり、楽しみながら見せてもらいました。

 発表会は体育の授業の中で行われるのですが、事前に各レッスンクラスの生徒がチラシ(グループ毎のアピール文などを書いた紙)をつくり、教科担当の先生方や教頭先生、私のところにも持ってきてくれました。発表会は本校の多目的ホールで行われます。行くと、ちゃんと観客席が用意してあり、感想を書く用紙もありました。発表後は感想を求められるのですが、私の拙いコメントを真剣に聴いてくれる様子を見るたびに、この発表会のために頑張ってきたみなさんの熱意を感じました。勿論、司会進行から機材の操作まですべて生徒が行う発表会です。ここでも、生徒の主体性を重んじる三国丘の精神を見たような気がしました。同時に、放任ではここまでの取組は完成しませんので、発表会に至るまでの指導も大変だっただろうと想像しています。ゼロから何かを創造する生徒を教員がしっかりサポートするという本校教育のスタンスが、体育の授業にも息づいていると感じました。

 体育授業でダンスを教える学校は多いと思いますが、生徒が教員を招いて発表会まで開く学校は少ないのではないでしょうか。写真をご覧ください。