日本弁護士連合会主催の「高校生模擬裁判選手権」が今年も行われます。毎年参加している三国丘高校は、2023年の夏に1年生が4人で挑戦し、予選を勝ち上がって関西大会に出場するという快挙を成し遂げています。「高校生模擬裁判選手権」の会場は、大阪地方裁判所です。ホンモノの法廷で、高校生が、弁護士役や検察官役になって質問や論告を繰り広げます。今回も分厚い教材集が配られました。
提示されたのは、違法薬物に関する事件です。決められた台詞を言う演技ではありませんので、相手がどんなところを突いてくるかを想像しながら知識を深めておく必要があります。知識の量や質が勝敗を分ける世界です。また、法廷でのルールやマナーも知っておく必要があります。
法廷で戦うために必要な三丘生のスキルを向上させるために最強の指導者がついてくれています。写真をご覧ください。黒板を背に座っているのは、現役の弁護士です。今回「高校生模擬裁判選手権」に挑戦する6人の生徒のために特訓をしてくれています。
みなさん、被告席に座っている人に見覚えはありませんか?私です。本番のリハーサルをするという話になったので、被告役に立候補しました。裁判長役の弁護士が文書を読み上げます。被告の人権を保障する内容もありましたし、証言の取り扱いに関するルール説明もありました。本当に自分が罪を犯したんじゃないかと思ってしまいそうなくらいリアルでした。
昨日の「進学フェア」で、中学生や保護者に徹底して説明したことがあります。真のリーダーを育成するためには必要なことが2つある、それは"協働力を身につけさせること"と"ホンモノを経験させること"だということです。「高校生模擬裁判選手権」はまさに、"ホンモノを経験する機会"です。このチャレンジを通じて、6人が何を学ぶのか...今からワクワクが止まりません。
ホンモノに出逢う夏!模擬裁判選手権関西大会で学んだことは財産 - 校長ブログ