昨日、南港のインテックス大阪で、大阪府教育委員会が主催する「進学フェア」が開催されました。このイベントは、毎年この時期に行われているのですが、何と言っても圧巻なのは、すべての公立学校が一堂に会することです。各校にブースが割り当てられ、そこで主に教員が、中学生やその保護者に向けてプレゼンテーションをするのですが、その様子を見ると、個々の学校への関心度が伺えます。
昨年度はインテックス大阪が工事期間に入っていた影響で会場が変更され、大阪府立体育会館で行われました。インテックス大阪での開催は1年ぶりということになりますが、如何せん、本校を含む大阪府南部の高校からしてみると交通の便が悪く、なかなか興味を持ってもらえないというのが現状でした。どうしても、大阪市内に位置する学校のブースに人(中学生と保護者)が集まる傾向があり、致し方ないと半ば諦めていたのですが、なんと昨日は近年の募集定員(8クラス✕40人=320人)を大きく上回る379人(保護者を含めて758人)が三国丘高校のブースに来てくれました。
対応したのは、私と教頭先生と首席2名、さらには今年度の新規採用教員を加えた5名です。交代でプレゼンをしながら質問対応に追われる一日でした。
これを「嬉しい悲鳴」というのでしょうか...イベントの終了時刻にはみんなぐったりという状況でした。プレゼンの前には必ず、疑問点があったら必ず質問してほしい旨アナウンスし、たくさんの方が質問に来てくれました。私が対応したものからいくつか紹介してみます。
Q:「部活動と勉強は両立できるのでしょうか」
A:「三国丘高校の部活動入部率は103%です。両立できなかったらこんな入部率にはなりません」
Q:「勉強と部活動と学校行事、それぞれどれくらいの割合で頑張らせれば良いですか」
A:「全部100%です。大変ですが、時間の使い方を工夫して、どれも精一杯楽しんでほしいです」
Q:「NASA研修に行きたいのですが、希望すれば全員行けますか」
A:「今年は希望者が多かったので面接選考をしました。主に意欲を評価しました」
Q:「天文部はどんな活動をしていますか」
A:「地域の小中学生を招いた観望会や手製プラネタリウムの上映会などをしています」
上の2つは保護者からの質問で下の2つは中学生本人からの質問です。保護者は勉強のことが気になるようです。親としては当然だと思います。が、親はあくまでサポーターです。物理的にも心理的にも安心して勉強できる環境をつくってあげてほしいと思いました。中学生がキラキラした眼差しで質問してくれるのは、とても嬉しかったです。三国丘高校での高校生活に希望を持ってくれていると感じました。
昨日三国丘ブースに来てくれた758人がお家に帰って、親子で話をしている光景が目に浮かびます。できれば全員が、11月8日(土)に行われる学校説明会にエントリーしてほしいと願っています。そこで未来の自分である三丘生と出逢い、憧れを持ってくれたら、世界が変わると思います。昨日、わざわざインテックス大阪まで来て、三国丘ブースにお越しいただいたみなさんに心から感謝します。ありがとうございました。