キットカットの包装紙で折った「キット夢が叶う折り鶴」が、夏空に飛んでいます。凄く良い写真です。この折り鶴は、今日の1学期終業式で、私から3年生(78期生)にプレゼントしました。式後、早速、教室に飾ってくれたようです。78期生の一人が写真を撮って、送ってくれました。私の思いが届いたようで、凄く凄く嬉しかったです。ありがとう!
私が三国丘高校に着任した日(令和4年4月1日)から、校長室のソファーセットのテーブルの上には四角いバスケットがあって、その中にはキットカットが入っています。生徒が校長室に来ることなんて滅多にないので、みんな緊張して来てくれます。良いことばかりとは限らないので、最初から泣きそうな顔で入ってくる生徒もいました。
けど、頑張っていない人なんて一人もいないと思っているので、部屋を出るときは笑顔でドアを開けてほしいという思いから、キットカットを思いつきました。キットカットというお菓子は、テレビCMでも言ってるように、何となく元気が出そうな気がするので、ずっと気に入っています。キットカットは種類がとても多いので、最近では、新商品を狙って買うようにしています。校長室に来てくれた生徒にキットカットを渡すと、みんな笑顔になってくれます。
キットカットの包装紙をよくみると、折り鶴の写真が載っているものがあります。キットカットという語感から「きっと...」みたいな願をかけて折ってみては...というお誘いのように思いました。それで折りだしたのが「キット夢が叶う折り鶴」です。
式(1学期終業式)で「キット夢が叶う折り鶴」を贈呈したのは今回が初めてです。78期学年主任の北川先生に壇上まで来てもらって渡しました。写真のように3羽で1セットです。今年は各クラス一番上の鶴はゴールドの包装紙を使ったスペシャルバージョンにしました。贈呈の様子は動画でご覧ください。みんなから大きな拍手をもらって、鶴たちも喜んでいると思います。
ちなみに、下の写真は、壇上で、私と学年主任の北川先生がポーズを決めて撮った写真です。二人とも、なかなか良い笑顔でしょ。
1年生と2年生には、3年生の教室を見に行くように勧めました。勉強している姿や体育祭応援団の準備をしている姿...もしかしたら、リラックスした放課後の教室でじゃれ合っている姿を見るかもしれません。そんな姿を見て「カッコいい」と思ったら、それが目標です。「カッコいい」と思わせる先輩が増えて、「カッコいい」と思う後輩が増えることが、伝統をつくるということです。
「キット夢が叶う折り鶴」は写真の1種類ではありません。その4分の1サイズのちっちゃい鶴もいます。ちっちゃいほうは校長室に50羽くらいいます。3年生は、残りの高校生活に悔いが残らないように、ここから先が大事です。やることがいっぱい過ぎて先行きが不安になることもあると思います。けど、不安なのは自分だけではないです。一歩一歩前に進めることが何より大事です。だけど、どうしても自分をコントロールできなくなることはあります。夜も眠れないくらい不安になった時に、この、ちっちゃい「キット夢が叶う折り鶴」が役に立ちます。校長室に来てくれたら、あなたのお話を聴いて、帰りに小さな鶴をプレゼントします。この鶴を机の前に飛ばしてくれたら、不安を食べてくれます。ちっちゃいけど頼もしい鶴です。
78期生の夢が、キット叶いますように...
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