近畿大会常連!山岳部の歴史

 三国丘高校には三丘体育会という組織があります。高校時代、三国丘高校で運動部に汗を流したみなさんがその連合体として会を組織し、会員相互の親睦や現役部員への支援を目的として長い歴史を刻んでおられます。三国丘高校がより良い環境で運動部活動を継続できているのは三丘体育会をはじめとする同窓生の皆様の物心両面のご支援のおかげです。その三丘体育会が2007年に発刊された「三丘スポーツ史Ⅲ」に面白い一文を見つけました。山岳部の元顧問が書かれた文章です。一部を抜粋します。

 昭和38年に赴任。早速数名の生徒たちに出会う。いずれも一癖ある連中で、修学旅行積立金を山行きに使うやんちゃ坊主たちである。三国丘高校では生徒たちが教師にクラブ顧問になってほしいと依頼し教師がOKを出せば(中略)若干の部費が出る仕組みになっている。顧問の引き受け手がなければクラブは成立しないのである。

 当時の、生徒と教員の関係性が垣間見える文章だと思います。この文章のタイトルは「続・山岳部復活のころ」です。詳しいことはわかりませんが、この先生が顧問をお引き受けになり山岳部が復活したという歴史を辿るようです。山岳部はその後途絶えることなく活動を続け、今や近畿大会常連校として三国丘高校を代表する部の一つになりました。本年度も高体連の春の大会で5位に入賞し近畿大会の出場を決めてくれました。昨年度に続く連続出場です。

 先にご紹介した文章は次の言葉で締めくくられています。「部員たちが今後ますます自然を愛し山を愛し、強靭な体と何ものにも屈しない精神を培ってほしいと念願する次第である」

 山岳部の伝統に敬意を表し、部員のみなさんのさらなる活躍を祈念します!