アルゼンチン、インドネシア、韓国、モンゴル、パラグアイ、アメリカ、台湾、ブラジル、マダガスカル、トルクメニスタン、スウェーデン、インド、ブルネイ、ラオス......など22ヵ国から42人の留学生が三国丘高校に来てくれました。SSH事業の位置づけですので、国費留学生がほとんどです。みんなびっくりするほど優秀な学生さんばかりでした。あいさつに立ってくれたリスキーアは、インドネシアからの留学生です。目をつぶって聞いたら日本人かと思うくらい上手な日本語でした。
この日の三国丘高校は、まるで、公用語が英語になったみたいでした。三丘生がCS(探究活動)の時間に作り上げた成果を英語でポスターセッションします。留学生は、それぞれの興味に合わせてポスターを選び、真剣に聴き入ります。最初は緊張感に包まれていましたが徐々に慣れ、あちらこちらから笑い声が聞こえてきました。SSH事業とはいうものの、文理融合の発表なので、文系班のポスターもあります。多目的ホールは、まさにグローバルな空間になっていました。
この日は、三丘生がマンツーマンで留学生のお世話をします。玄関前でお迎えするのも三丘生の仕事です。スリッパに履き替えて視聴覚教室に入ってもらうのですが、ひとり一人、留学生の名前を書いた紙を掲げてマッチングします。質問をされても、誰も助けてくれません。私だったら泣き出してしまうかもしれないと思いながら見ていると、まるで旧知の友だちのように楽し気に会話しながら案内しています。三丘生の英語力の高さを痛感するシーンでした。
中学生のみなさん、半日でも、こんなにたくさんの国の同世代の学生さんたちと英語で交流できる...しかも、自分たちの研究の成果を英語で発表できる機会を持つことができるなんて、素敵だと思いませんか?私学を含めても、大阪に、そんな学校なかなかありませんよ。しかも、このイベントは希望すれば参加できるんです。保護者のみなさん、下世話な話をしますが、学校で行うイベントなので、参加無料です。
言葉は話さないと上達しません。こんなチャンスはなかなかないと思います。近年では、国際交流活動や海外研修に魅力を感じて三国丘高校に入学してくれる人が増えてきました。今日お伝えしたイベントも、三国丘高校の魅力の一つだと思ってもらえたら嬉しいです。