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三国丘はますます元気です! 部活動入部率 前年度超えの 103.6%

 部活動担当の先生から、びっくりするような数字を教えてもらいました。部活動入部率です。最初に言っておきますが、この数字は在籍者に対する割合で兼部を含めるので、100%を超えることがあります。それにしても、少子化に伴う部活動の衰退が叫ばれ、教員の働き方改革のため部活動指導の外部委託が進む昨今の状況下で、部活動入部率が100%を超えるというのはびっくりです。市町村によっては、中学校の部活動を全廃したところもあると聞きますが、三国丘の部活動はますます元気です。

 令和7年度の全校生徒数を母数とした部活動入部率は103.6%。学年別にみると、2年生は104.7%とさらに高い値を示しています。

 運動系クラブと文化系クラブで比較すると、3学年合計で運動系クラブが591人(59.8%)、文科系クラブが397人(40.2%)となっています。

 注目すべきクラブを挙げると、まずは、毎年コンスタントに経験者を集めている野球部、運動系クラブで新入部員数が多いのは、サッカー部、陸上競技部、男女ハンドボール部、女子バレーボール部、剣道部、男女硬式テニス部といったところでしょうか。悲願の近畿大会出場を果たした男女ソフトテニス部も根強い人気を誇っています。文化系クラブでは、理系3クラブ(理化部、天文部、生物部)がもの凄いの伸びをみせています。兼部が多いのも特徴です。音楽系3クラブ(吹奏楽部、弦楽合奏団、クラシックギター部)も堅調で、専門の外部指導者が指導してくれることが人気の要因になっていると推測できます。茶道部も今年は例年になく多くの新入部員が集まったと聞いています。

 三国丘高校の部活動を支えている大きな要因として忘れてはいけないのが、卒業生の存在です。財政的にも後援会からの支援は本当にありがたいです。各クラブごとの組織もしっかりしていて、消耗品などの支援が充実しています。硬式テニス部は、練習用のボールをOBからの寄付でまかなっていると聞きますし、柔道部は昇段のお祝いにOBOG会から黒帯が贈られるそうです。

 中学生のみなさん、私はこれまで、高校時代に多様な価値観を持つことが大事だと言い続けてきました。学習や受験勉強から得られる価値観を否定するわけでは決してありませんが、それだけでは社会に有用な人間は育たないと思っているんです。その点、部活動は多様な価値観を与えてくれます。他者を思いやる心の大切さとか、目標に向かってみんなで力を合わせることの重要性とか...もっと言えば、人の温かさとか頑張ることの心地よさとか、自分の頭で考えることの嬉しさとか、結果以外のことが持つ意味とか...もうキリがないほどたくさんあります。

 三国丘高校は進学校で、難関国公立大学に多くの生徒が進学します。そんな学校で部活動入部率が100%を超えるのはなぜか考えてみてください。答えは、部活動から得られる価値観が、生徒たちの将来に必ず役立つことを知っている学校だからです。

 高校選びは、人生の中で大事な大事な3年間をどんなふうに過ごすかを決めることです。あなたの3年間です。単純に今の成績と見比べて行ける学校を探すのではなく、入学してからやってみたいことは何かということを自分自身に問いかけて、憧れを持てる学校を見つけてください。それこそ、あなたが進学すべき学校です。三国丘高校でみなさんと逢えるのを楽しみにしています。

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